黒谷の立会外分売分析

銘柄名 3168】 黒谷
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社は、当社株式の東京証券取引所市場第一部銘柄指定審査の申請を行っております。

今回の立会外分売は、市場第一部の指定における形式要件である流通株式比率の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で市場第一部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、同取引所への市場第一部銘柄指定は承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/05/07 (月)
予定期間 2018/05/22 (火) ~ 2018/05/25 (金)
実施日 2018/05/22 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 646 円
分売枚数 3,200 枚 前日終値 666 円
申込上限 30 枚 分売価格 653 円
PER 18.48 倍 割引率 -1.95 %
PBR 9.31 倍 発表日比 1.08 %

株式情報

発行済株数 14,337,200 株 時価総額 9,362 百万円
浮動株数 2,623,708 株 浮動株総額 1,713 百万円
分売株数 610,000 株 分売総額 398 百万円
前日出来高 671,200 株 出来高/分売数 110.03 %
対株式数比 4.25 % 浮動株比率 18.30 %
対浮動株比 23.25 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い。

東証1部指定替えの申請を行っており、今回は流通株式比率要件を充足させるための分売実施となっている。

直近での流通株式比率は32.4%程度のため、今回の分売後であれば1部要件の35%は問題なく達成できそう。

その他の要件については問題ないため、既に申請中であれば比較的に近いうちには承認されるものとみられる。

2月末実基準にて1:2の株式分割を実施している。

今期業績は売上高2%増だが、営業利益25%減と減益予想になっており、2Q時点でも28%減益と芳しくない。

年間配当は分割考慮後で15円で利回りは2.3%ほど。

株主優待は分割後でも100株以上で8月権利でクオカード500円分の設定があり、総合利回りは3.1%ほど。

PER9.80倍、PBR1.21倍の株価水準は割安感がある。

株価は2月頭には一時1,100円台を付けていたが、それ以降はしばらく右肩下がりで600円付近まで下落している。

株価は値ごろ感が出ており、下値も限定的でこのあたりで反発すればしばらく保有していてもよさそう。

流動性は十分にあり貸借銘柄であることから需給面でも不安はなく、割安さもあることから下値は底堅そう。

配分もされやすく基本的には参加方向としておきたい。

5/21追記:

ただでさえ値幅がないところに割引率が渋い点は惜しいが、出来高はかなり増加しているため問題なさそう。

ただ昨今の分売中止状況を警戒してか想定ほど空売りは入っていない点は需給面ではやや不安が残るところ。

しかし指標面では十分割安なことから実需買いもある程度ありそうで、買い板は厚いので分売割れのリスク自体はあまりなく基本的には参加方向で考えておきたい。

短期よりも売り一巡後の戻りや1部昇格発表を期待して放置しておいた方が利益は出るかもしれない。

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