毎日コムネットの立会外分売分析

銘柄名 8908】 毎日コムネット
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社は、当社株式の東京証券取引所市場第二部銘柄指定審査の申請を行っております。今回の立会外分売は、市場第二部形式要件を満たし株主及び投資家の皆様にとってより利便性が高まるよう株式の円滑な流通と公正な株価形成の確保を目指すべく、当社株式の分布状況の改善ならびに流動性の向上を図るために行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第二部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、同取引所への市場第二部銘柄指定は承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/04/05 (木)
予定期間 2018/04/20 (金) ~ 2018/04/25 (水)
実施日 2018/04/20 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,131 円
分売枚数 14,400 枚 前日終値 995 円
申込上限 30 枚 分売価格 970 円
PER 18.95 倍 割引率 -2.51 %
PBR 3.33 倍 発表日比 -14.24 %

株式情報

発行済株数 18,000,000 株 時価総額 17,460 百万円
浮動株数 1,548,000 株 浮動株総額 1,502 百万円
分売株数 600,000 株 分売総額 582 百万円
前日出来高 41,400 株 出来高/分売数 6.90 %
対株式数比 3.33 % 浮動株比率 8.60 %
対浮動株比 38.76 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はやや低い。

東証2部上場申請を行っており、分売後には現在29.6%程度の流通株式比率が2部基準の30%は充足できる計算となる。

今期業績は売上高4%増、営業利益2%増の小幅増益予想となっており、例年著しい4Q偏重の業績というところからしても3Q決算の前期比7%増の業績なら概ね予想通りか。

年間配当は22円で利回りは1.9%ほど。株主優待は5月権利で「ベネフィット・ステーション」会員サービスの設定があり、宿泊、ゴルフ場、映画館等の割引サービスが利用できる。

PER16.9倍、PBR2.46倍の株価水準は市場平均並みだが、景気の影響を受けやすい不動産業とみると少し割高感もある。

株価は1年で2倍に上昇しており、右肩上がりのチャートを見ると長期投資に適した銘柄のように見える。

日足では75日線がサポートになっているが、短期的には需給悪化で崩れそうなところを切り返すかが注目される。

分売目的は悪くないが、分売数量が多すぎて普段の出来高の50倍近い数量を捌ききるには無理があるものと思われる。

当日までに需要を吸収できる流動性が生まれるとは考えづらいため、損失が出る可能性が高い案件になりそう。

基本的には見送り前提で考えておくことにしたい。

4/19追記:

発表日以降は大きく売り込まれており、節目として意識される1,000円を下回っているため値ごろ感はある。

75日線を100円近く下回る水準まで下落しているが、この板で普段の出来高の10倍は捌ききれない可能性がある。

先日のアルトナーのように同値付近で寄って売りが一巡するまでは分売割れを含む上値が重い展開になりそう。

銘柄の指標的には悪くないが、分売としての評価は低くならざるを得ないので見送り方向としておきたい。

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