アルトナーの立会外分売分析

銘柄名 2163】 アルトナー
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、東京証券取引所第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、株式の分布状況改善及び流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2018/04/02 (月)
予定期間 2018/04/17 (火) ~ 2018/04/20 (金)
実施日 2018/04/17 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,195 円
分売枚数 8,300 枚 前日終値 1,080 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,053 円
PER 41.27 倍 割引率 -2.50 %
PBR 7.81 倍 発表日比 -11.88 %

株式情報

発行済株数 10,627,920 株 時価総額 11,191 百万円
浮動株数 1,806,746 株 浮動株総額 1,903 百万円
分売株数 500,000 株 分売総額 527 百万円
前日出来高 330,000 株 出来高/分売数 66.00 %
対株式数比 4.70 % 浮動株比率 17.00 %
対浮動株比 27.67 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は300枚程度、出来高は500枚程度と流動性はやや高い。

6年半ぶり2回目の分売実施となっている。

分売目的のとおり東証1部への市場変更を目指しているが、2017年7月現在の株主数は1,748名と1部基準以下のため、そちらの充足目的とみられる。その他の条件は問題なさそう。

株主構成から筆頭株主で社長の資産管理会社である(株)関口興業社からの可能性が高く、株主数増加目的にしては不必要に株数が多いことから売り抜け目的にも見えなくもない。

3月末基準にて1:2の株式分割を実施している。

好景気に伴う人手不足などを受けて、今期業績は売上高7%増、営業利益12%増と小幅な増収増益予想となっている。

年間配当は15円で利回りは1.2%ほど。株主優待はない。

PER21.0倍、PBR5.70倍の株価水準は少し割高感がある。

株価はこの1年半で270円付近から1,100円台まで4倍近くになっているが、75日線でサポートされており急騰しているわけでもないためあまり過熱感は出ていない。

悪い案件ではないが、株価が高値圏であることと分売数量が過大なことから上値の重い展開となりそう。

利益が出るか微妙な案件になりそうなので、出来高が増加して上がり過ぎなければ当日朝の気配で判断したい。

4/16追記:

発表日からは1割以上下落した水準での値決めとなっているので株価は値ごろ感があり比較的参加はしやすい。

分売価格は75日線を下回る水準であるので一定の反発は期待しても良いところだが、普段の出来高の10倍近い分売となると売りが一巡するまでは上値が重い可能性がある。

板もそれほど厚くはないので分売価格付近の攻防となるものと思われ、割れるかどうかは参加者の多さ次第か。

株価帯や数量などは先般のアイモバイルと雰囲気が近く、寄りで売り需要が吸収できなければその後軟調になりやすいためあまり積極的に参加したい案件ではない。

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