ダイショーの立会外分売分析
銘柄名 | 【2816】 ダイショー |
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市場 | 東証2部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 株式の分布状況の改善と流動性向上のため。 |
スケジュール
発表日 | 2018/03/08 (木) |
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予定期間 | 2018/03/16 (金) ~ 2018/03/22 (木) |
実施日 | 2018/03/16 (金) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,422 円 |
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分売枚数 | 3,600 枚 | 前日終値 | 1,300 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 1,261 円 |
PER | 34.15 倍 | 割引率 | -3.00 % |
PBR | 3.15 倍 | 発表日比 | -11.32 % |
株式情報
発行済株数 | 9,868,800 株 | 時価総額 | 12,445 百万円 |
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浮動株数 | 2,822,477 株 | 浮動株総額 | 3,559 百万円 |
分売株数 | 200,000 株 | 分売総額 | 252 百万円 |
前日出来高 | 122,800 株 | 出来高/分売数 | 61.40 % |
対株式数比 | 2.03 % | 浮動株比率 | 28.60 % |
対浮動株比 | 7.09 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに50枚程度と流動性はやや低い。 2010年以来7年ぶり2回目の分売実施となっている。 東証2部に上場しており既に1部昇格の形式要件は満たしているため上場申請はいつでもできそうだが、同族会社である株主構成からしても会社側にはその気は感じられない。 上限株数が多いとこため大株主の売却目的と考えられる。 今期業績は売上高6%増、営業利益40%増と大幅に持ち直す見込みで、例年は4Q単体は赤字だが3Q時点の進捗であれば通期予想もほぼ予定どおり着地できそうな感じがする。 年間配当は18円で利回りは1.4%ほど。株主優待として3,9月権利で自社製品(タレ・調味料等)の設定がある。 PER33.8倍、PBR1.61倍の株価はやや割高感がある。 株価は12月頃までは1,300円近辺で安定していたが、年初から上向きにトレンド転換して現在は1,400円台をつけている。 月足チャートで見るとここ10年はずっと綺麗な右肩上がりで4倍近くなっており、長期投資の理想形の値動きに見える。 この分売数量だと現在の流動性では心許ないが、分売日までに出来高が増加してくるようであれば大丈夫そう。 3月の配当・権利取りも近いため堅調に推移しそう。 貸借銘柄であるため事前に空売りがある程度入れば需給的には問題なさそうだが、既に貸株注意喚起なので売り禁にならないかは注視しておきたい。 3/15追記: 発表日以降は連日売り込まれて1,300円まで下落しているにも関わらず、割引率は3%で決まっている点は評価できる。 分売価格は直近半年間の安値を下回る水準であり、これ以上の下値不安もなくテクニカル指標的にも底値圏といえる。 出来高も増加して空売りも入っているため需給面では良好で、株価の割には利益の出る案件になりそう。 3月の権利取り需要も含めて堅調に推移すると思われる。 |