オールアバウトの立会外分売分析

銘柄名 2454】 オールアバウト
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため

本立会外分売に関して、当社の主要株主である大日本印刷株式会社から、その保有する当社株式について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主である筆頭株主の異動」が発生する可能性があります。「主要株主である筆頭株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2018/03/02 (金)
予定期間 2018/03/09 (金) ~ 2018/03/13 (火)
実施日 2018/03/09 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,408 円
分売枚数 3,600 枚 前日終値 1,227 円
申込上限 100 枚 分売価格 1,184 円
PER 38.67 倍 割引率 -3.50 %
PBR 7.06 倍 発表日比 -15.91 %

株式情報

発行済株数 13,533,700 株 時価総額 16,024 百万円
浮動株数 1,082,696 株 浮動株総額 1,282 百万円
分売株数 676,000 株 分売総額 800 百万円
前日出来高 190,000 株 出来高/分売数 28.11 %
対株式数比 4.99 % 浮動株比率 8.00 %
対浮動株比 62.44 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに300枚程度と流動性はやや高い。

2017年12月から3ヶ月ぶり5回目の分売実施となっている。

この銘柄はこれまでも大口の分売を乱発しており、今回も含めると分売で売却した量は発行済株式の24.5%にもなる。

今回も同様に筆頭株主である大日本印刷からの売却となっており、現在26.82%の持株比率は21.82%まで低下するが、おそらくはまた3ヶ月程度の期間をおいて分売を実施しそう。

今期業績は売上高31%増、営業利益8%増の予想となっており、3Q時点での進捗率85%と好調なことから通期は会社予想よりうは上ブレしての着地の余地がある。

現時点では期末配当は未定だが、好業績なら去年の3円よりは

増配の可能性があり、昨年基準なら利回りは0.2%ほど。

株主優待として3月9月権利で、300株以上保有の株主に株数に応じて株主優待ポイント2,000ポイント~の設定がある。

PER35.6倍、PBR4.31倍の株価は割高感がある。

株価は1,100-1,600円のレンジ相場であるが、時々窓を開けて大きく上下に動く場合があり、3Q決算の翌日には10%以上窓を開けて1,100円台まで売り込まれているが、その後は反発しており1,400円台まで戻してきている。

9月の時は分売割れだったが、12月では底堅い寄り付きとなっており、今回はどちらの展開になるか想定しづらい。

念のため保守的な評価としておくが、当日までに出来高が増加して手の出しやすい株価になっていれば参加したい。

3/8追記:

発表日からは12%近く下落しているにも関わらず、今回も割引率が3.5%あるというのは評価できる。

12月の分売時と同じようなチャートになっており、この流動性があればなんとか支えきれそうな感じがする。

ただ分売数量は多いため果たして今回も年末の時のようにうまくいくかは需給が現時点では読めないので、最終判断は当日朝の気配を見てからにしたい。

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