フルテックの立会外分売分析

銘柄名 6546】 フルテック
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社は、平成29年3月22日に東京証券取引所市場第二部に上場いたしましたが、更なる社会的認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部銘柄指定審査の申請を行っております。

今回の立会外分売は、株主及び投資家の皆様にとってより利便性が高まるよう株式の円滑な流通と公正な株価形成の確保を目指すべく、当社株式の分布状況の改善ならびに流動性向上を図るために行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、同取引所への市場第一部銘柄指定は承認されない可能性があります

スケジュール

発表日 2018/02/16 (金)
予定期間 2018/03/05 (月) ~ 2018/03/08 (木)
実施日 2018/03/05 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,589 円
分売枚数 2,700 枚 前日終値 1,470 円
申込上限 10 枚 分売価格 1,441 円
PER 33.86 倍 割引率 -1.97 %
PBR 6.28 倍 発表日比 -9.31 %

株式情報

発行済株数 5,367,800 株 時価総額 7,735 百万円
浮動株数 901,790 株 浮動株総額 1,299 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 288 百万円
前日出来高 104,400 株 出来高/分売数 52.20 %
対株式数比 3.73 % 浮動株比率 16.80 %
対浮動株比 22.18 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに300枚程度と流動性はそれなりにある。

東証1部への指定替え申請を行っており、1年ルールを考慮すると近いうちに発表があってもおかしくない状況となる。

分売目的に形式要件の充足について言及がないように、条件面については既に条件は満たしているように見える。

今期業績は売上高3%増、営業利益2%増の予想で、3Q時点での進捗率は80%と計画通り順調に推移している。

年間配当は25円で利回りは1.7%ほど。株主優待は3月権利でクオカード1,000円分の設定があり、総合利回りは2.4%。

PER17.2倍、PBR1.45倍の株価水準は市場平均並み。

東証2部のためか地味な株価推移でしばらくは1,000-1,100円のレンジ相場だったが、年末から上にブレイクして一時1,600円台を付けてからは目先は一旦反落している。

貸借銘柄で分売数量も十分捌ける量であることと、3月権利も近いこともあって堅調に推移するものと思われる。

1部昇格も間近だと思われるので、相場が荒れなければしばらく放置しておいた方がパフォーマンスはよさそう。

ただ分売発表日の引け前1時間に100円以上の不自然な買い上がりが見られるのが気になるところで、値決め日当日にも分売価格の釣り上げ工作などされないか注意しておきたい。

3/2追記:

市況の影響もあってか前日には5%近く売り込まれており、発表日比では9%近く下落しての値決めは評価できる。

分売価格は半月前の安値圏であり、この水準であればあまり下値不安はないが割引率が渋いところは残念。

出来高は少し増加しているため普段なら利益は出るはずだが、市況の不安定さからすると安心はできない状況。

米国市場や為替の急落などがあると分売割れの可能性も否定出来ないので、朝の気配を見てからの判断としたい。

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