カナミックネットワークの立会外分売分析
銘柄名 | 【3939】 カナミックネットワーク |
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市場 | 東証マザーズ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、平成28年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。
今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るために行うものであります。 ただし、形式要件の充足を含め何らかの理由で市場第一部基準を満さないと判断された場合には、市場第一部銘柄指定が認められない可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2018/02/08 (木) |
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予定期間 | 2018/02/26 (月) ~ 2018/02/28 (水) |
実施日 | 2018/02/26 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 5,000 円 |
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分売枚数 | 9,800 枚 | 前日終値 | 4,700 円 |
申込上限 | 3 枚 | 分売価格 | 4,559 円 |
PER | 883.42 倍 | 割引率 | -3.00 % |
PBR | 141.67 倍 | 発表日比 | -8.82 % |
株式情報
発行済株数 | 8,022,000 株 | 時価総額 | 36,572 百万円 |
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浮動株数 | - 株 | 浮動株総額 | - 百万円 |
分売株数 | 400,000 株 | 分売総額 | 1,824 百万円 |
前日出来高 | 95,800 株 | 出来高/分売数 | 23.95 % |
対株式数比 | 4.99 % | 浮動株比率 | - % |
対浮動株比 | - % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに300枚程度と流動性はそれなりにある。 2017年8月以来2回目の分売実施となっている。 2016年9月に東証マザーズに上場しており、前回と比べて1部への市場変更を具体的に進めている段階に変わっている。 2017年9月末現在の株主数は2,202名でありなんとか基準は満たしているが、株主数充足目的の可能性が高い。 しかし、流通株式比率や利益額要件は前期末で満たしているが、純資産額要件が9.8億円と辛うじて届いていないため、実際の市場変更申請はそちらの達成状況次第の見込みか。 今期業績は売上高16%増、営業利益9%増と費用増加に伴ってこれまでの成長性にはやや頭打ち感がみられる。 年間配当は5円で利回り0.1%ほど。株主優待はない。 PER159.0倍、PBR38.3倍の株価は説明できないほど割高。 株価は11月頃までは2,000円前後だったが、年末から年明けにかけて急騰しており、一時6,000円台を付けるなど材料株化してしまっており、1日の値幅も500円近い日がある。 発行済株式数の5%近い分売は荷もたれ感があり、これだけ値嵩株になったこともあって分売総額20億円は厳しそう。 前回も同じ分売株数で割れている実績もあることから、よほど条件が良くない限りは見送りが無難だと思われる。 仮に参加するにしてもハイリスクな案件であり、株価水準は実態とかけ離れているほど割高であるため、あくまでも短期的な値幅取りに徹しておいたほうが無難そう。 2/23追記: 発表日以降は反落して一時4,000円割れまで売り込まれており、その後しばらくは反発して前日には5%上昇してからの値決めでということもあり、まったく値ごろ感はない。 チャートの形としては悪くはないが、17億円分の分売となると短期的には需給悪化で捌ききれないと思われる。 逆に短期目的の参加者が皆無であれば意外高の可能性もなくはないが、その場合でも利益は限定的と思われるため念のため朝の気配を確認しつつ見送り前提としたい。 |