グレイステクノロジーの立会外分売分析

銘柄名 6541】 グレイステクノロジー
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成28年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売は、その形式要件の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2018/02/07 (水)
予定期間 2018/03/06 (火) ~ 2018/03/09 (金)
実施日 2018/03/06 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 6,970 円
分売枚数 2,900 枚 前日終値 7,010 円
申込上限 2 枚 分売価格 6,799 円
PER 357.09 倍 割引率 -3.01 %
PBR 67.33 倍 発表日比 -2.45 %

株式情報

発行済株数 4,370,000 株 時価総額 29,712 百万円
浮動株数 707,940 株 浮動株総額 4,813 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 1,360 百万円
前日出来高 157,800 株 出来高/分売数 78.90 %
対株式数比 4.58 % 浮動株比率 16.20 %
対浮動株比 28.25 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は100枚程度だが、出来高は500枚以上と流動性は高い。

同日に3月末日付けでの1:3の株式分割を発表している。

2016年12月に東証マザーズに上場しており、東証1部への市場変更の条件を充足させるための分売実施となっている。

2017年9月末現在の株主数は2,154名と若干不足しているが、今回の分売後のみなし株主数では充足できる見込み。

ただ利益額要件の達成は早くても今期決算の数字が確定してからとなるので、タイミング的には前述の株式分割と今期決算後に市場変更申請を行うのではないかと考えられる。

今期業績は売上高28%増、営業利益33%増の予想となっており、下期偏重な業績のため3Q時点の進捗率は63%といまひとつだが、前期比では30%増のため達成はできそう。

年間配当は15円で利回りは0.2%ほど。株主優待はない。

PER114.2倍、PBR34.3倍の株価水準はかなり割高。

株価は9月の4,000円台から12月には一時10,000円を付けるなど乱高下しており、1日の値幅は500円近くの日もある。

出来高はあるが板は厚くないため実際の流動性はいまひとつという状況であり、分売の売りを吸収できるか怪しい。

値嵩でハイリスクな案件となりそうなので、損失が出る可能性を考慮すると無理に参加しなくてもよさそう。

3/5追記:

分売前日に-11%と大きく売り込まれてはいるが、発表日基準で見れば上昇した分を戻しただけで割安感はない。

出来高に対しての分売数量は多くないためなんとかなりそうだが、値嵩株は売りが出やすいため断言ができない。

新興市場の影響を大きく受けやすいハイリスクな案件のため、当日朝の気配を確認してからの判断としたい。

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