バリューゴルフの立会外分売分析

板は50枚、出来高100枚程度と流動性はやや低い。

一応東証1部を目指しているようだが現在の状態からすると複数の条件で未達となっており、分売で高値で裁きたいためだけに実施目的に書いているだけのようにも思える。

直近の株主数は560名で、分売後を考慮しても2,200名には程遠く、優待新設など大規模な対策が必要そうに感じる。

流通株式比率は分売後なら何とか達成できそうだが、流通株式数2万単位にするには4分割くらいは必要ではないか。

根本的には利益額要件および純資産要件ですら今期末予想でも未達見込みでは本則市場に上場できず、この状況では最短でも来期決算以降の1年後くらいになるのではないか。

今期業績は売上高96％増、営業利益83％増とかなりの強気予想となっており、3Q時点でも前期比121％増の営業利益とここままなら更に上振れも期待できる状況になっている。

配当・優待ともになく、株主還元策に乏しい。

PER47.0倍、PBR7.79倍の株価水準は割高感がある。

株価は4月ごろの1,400円を底値にして上昇基調にあり、25日線割れのタイミングは押し目買いにはよさそう。

値嵩株で板が薄い点は心許ないが、当日までに出来高がもう少し増加すれば何とか裁ききれそうな感じはする。

ただボラティリティが少し大きく、1日で200円ほど動く場合もあるため持ち越す場合でも値動きには注意したい。

1/15追記：

3％のディスカウントは評価できるが、値決め前日に10％近く上昇してしまっているため価格的には残念なところ。

板は薄いが、分売数量は少ないことからこのくらいの案件であれば問題なく裁ききれるものと思われる。

一定の利益は出そうだが、売りタイミングが難しそう。

ただ当日に買い需要がどの程度あるかが不透明なところもあるので、念のため朝の気配も参考にすることにしたい。