Orchestra Holdingsの立会外分売分析

銘柄名 6533】 Orchestra Holdings
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成28年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として将来的に東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2017/11/14 (火)
予定期間 2017/12/01 (金) ~ 2017/12/08 (金)
実施日 2017/12/01 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,253 円
分売枚数 1,400 枚 前日終値 2,300 円
申込上限 1 枚 分売価格 2,244 円
PER 36.87 倍 割引率 -2.43 %
PBR 18.02 倍 発表日比 79.09 %

株式情報

発行済株数 4,229,400 株 時価総額 9,491 百万円
浮動株数 613,263 株 浮動株総額 1,376 百万円
分売株数 65,000 株 分売総額 146 百万円
前日出来高 267,200 株 出来高/分売数 411.08 %
対株式数比 1.54 % 浮動株比率 14.50 %
対浮動株比 10.60 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

※2017年11月末基準にて1:2の株式分割を予定しており、本ページの情報はあらかじめすべて分割後基準で記載する。

板は100枚程度、出来高は300枚程度とまずまず。

2016年9月に東証マザーズに上場しており、分売目的のとおり東証1部への指定替えを目指している。

2017年6月末現在の株主数が837名と大幅に不足しているため、この分売だけでは1部要件は充足できず、現状ではさらに分売や公募などが必要になってくる可能性が高い。

いずれにしても利益要件が不足しているので、今期決算で所定の利益が出た後に12月の株主数を確認した上で、発表は早くとも来年2月以降になるものと考えられる。

今期業績は売上高23%増、営業利益19%増と堅調さを見せており、3Q時点の進捗率70%と概ね順調に推移している。

配当は無配で、株主優待もなく株主還元策に乏しい。

PER38.4倍、PBR17.5倍の株価水準は割高感がある。

株価は上場後からずっと1,100-1,500円の比較的狭いレンジで取引されており、中期的には三角保ち合いにも見える。

直近では1,250-1,350円のレンジ相場となっている。

出来高の割には分売数量は少ないので、株式分割後はさらに流動性が増えることを踏まえても十分な利益が出そう。

分売数量が少ないためまず配分されることはなさそうだが、安定した利益が出そうなので積極的に参加としたい。

11/30追記:

分売発表日から1部昇格目的を材料として株価は上昇し続け、発表日から8割以上も上昇してしまっており、ファンダ・テクニカルともに今の株価ではとても買いづらい。

さらに分売日前日にも8%も急騰しており、分売のディスカウント率が霞んで見えるほどになっている。

これだけ急騰することがなければ分売数量も少なく確実な利益が期待できる鉄板案件だけだったのに非常に残念。

昨今の案件のように持ち越すと損失のリスクがある一方、それを警戒して寄り売りも出やすくなっているため、うまくいけば相当な利益も出るとは思われるものの、当日朝の気配を確認してからの参加判断としたい。

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