ベネフィットジャパンの立会外分売分析

銘柄名 3934】 ベネフィットジャパン
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成28年3月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2017/11/14 (火)
予定期間 2017/12/04 (月) ~ 2017/12/08 (金)
実施日 2017/12/04 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,168 円
分売枚数 2,800 枚 前日終値 1,039 円
申込上限 1 枚 分売価格 1,013 円
PER 55.34 倍 割引率 -2.50 %
PBR 2.76 倍 発表日比 -13.27 %

株式情報

発行済株数 5,864,700 株 時価総額 5,941 百万円
浮動株数 639,252 株 浮動株総額 648 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 203 百万円
前日出来高 125,700 株 出来高/分売数 62.85 %
対株式数比 3.41 % 浮動株比率 10.90 %
対浮動株比 31.29 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は100枚程度、出来高は300枚程度と流動性はまずまず。

2016年3月に東証マザーズに上場している。

分売目的のとおり東証1部指定替えの形式要件充足のための分売となっており、2017年3月末現在の株主数は595名と大幅に要件が満たないため、主に株主数増加目的と考えられる。

また流通株式比率も30.5%程度と未達であり、流通株式時価総額も際どいため流通株式数増加目的もありそう。

今期は売上高16%増、営業利益10%増と毎年安定した増収増益を続けているが、2Q決算の進捗率は44%とやや未達。

配当は今期が初配で年間8円の利回りは0.7%ほど。

株主優待はないため、ここからの安定株主数増加目的であれば株主優待の新設に期待をしたいところ。

PER12.1倍、PBR2.21倍とマザーズ銘柄の成長株にありがちな割高感もなく、1部昇格も含めて十分買われる余地はある。

株価はここ半年ほどは900-1,050円近辺で取引されていたが、現在は1,200円前後とやや上にブレイクしている。

短期的には25日線の1,100円前後がサポートされそう。

もう少し出来高が欲しいところだが、板が薄い割にはボラティリティは狭いので比較的なんとかなりそう。

ここからの下値も限られており、手頃な株価でポジティブ要素の分売のため現状なら参加方向で問題なさそう。

12/1追記:

分売と同時に発表の決算の失望売りで150円近くの窓を開けて下落しているが、直近ではいくらかは戻している。

やや売り込まれて株価に過熱感はなく、分売価格はここ半月の安値圏であるため素直に買いは入りやすそう。

出来高も増加しているため、この分売数量であれば売り需要は吸収できるものと考えられる。

指標的にもやや割安であり、1,000円近辺のサポートは手堅そうなので、念のため気配次第とはするが参加としたい。

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