北日本銀行の立会外分売分析
銘柄名 | 【8551】 北日本銀行 |
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市場 | 東証1部 |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当行株式の流動性向上および株主数の増加を図るため |
スケジュール
発表日 | 2017/11/10 (金) |
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予定期間 | 2017/11/28 (火) ~ 2017/12/04 (月) |
実施日 | 2017/11/28 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 3,340 円 |
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分売枚数 | 1,000 枚 | 前日終値 | 3,040 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 2,980 円 |
PER | 34.70 倍 | 割引率 | -1.97 % |
PBR | 2.81 倍 | 発表日比 | -10.78 % |
株式情報
発行済株数 | 8,793,776 株 | 時価総額 | 26,205 百万円 |
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浮動株数 | 3,033,853 株 | 浮動株総額 | 9,041 百万円 |
分売株数 | 115,000 株 | 分売総額 | 343 百万円 |
前日出来高 | 53,000 株 | 出来高/分売数 | 46.09 % |
対株式数比 | 1.31 % | 浮動株比率 | 34.50 % |
対浮動株比 | 3.79 % |
参加評価
分売評価 | A | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに50枚程度と流動性はやや低い。 2015年2月以来、2年半ぶり3回目の分売実施となる。 分売理由に株主数増加が含まれてはいるものの、既に東証1部で直近株主数は5,572名と、その必要性は感じづらい。 今期業績は利鞘縮小などの影響で経常利益は23%もの減益予想だったが、2Q予想は与信費用減少などにより上方修正しており前期比5%減程度で着地している。 通期予想は今のところは据え置いているが、当初の会社予想ほどの減益幅までにはならなそうな感じがする。 年間配当は60円で利回りは2.0%ほど。株主優待として3月権利で3,000円分の地域特産品の設定がある。 PER12.1倍、PBR0.37倍の株価水準は表面上は割安だが、銀行業は元から平均PERが低いため概ね市場平均並み。 株価はこの1年ほどは3,000-3,500円近辺の狭いレンジで取引されており、ボラティリティは比較的小さい。 信用取り組みもほぼ一貫して売り長で買い残がほぼなく、分売数量が捌けてしまえば売り物は出にくいと思われる。 流動性がやや低いのは気になるが、分売数量が多すぎるほどでもなく、現状であれば前回同様に一定の利益は出そう。 貸借銘柄でもあるため当日までに空売りがある程度入っていれば、当日は買い戻し需要で堅調に推移しそう。 11/27追記: 分売発表以降は売り込まれており、発表日からすると1割近く安い水準での値決めになっているのは評価できる。 割引率が渋いことや当日始値とさほど変わらない点は惜しいが、株価水準で言えば直近2ヶ月の安値圏でありここから大きく下に押すとも考えづらいため買い方向でよさそう。 さすがに先日のベルパークほどの案件ではないが、価格帯や指標なども近いものがあり、似たような展開が狙えるか。 |