力の源ホールディングスの立会外分売分析

銘柄名 3561】 力の源ホールディングス
市場 東証マザーズ
信用区分 貸借
実施目的 当社は、平成29年3月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしました。更に、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請について具体的に準備を進めております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更に向けて、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部への市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2017/11/09 (木)
予定期間 2017/11/29 (水) ~ 2017/12/01 (金)
実施日 2017/11/29 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,200 円
分売枚数 5,200 枚 前日終値 2,344 円
申込上限 30 枚 分売価格 2,298 円
PER 218.96 倍 割引率 -1.96 %
PBR 44.43 倍 発表日比 91.50 %

株式情報

発行済株数 22,786,400 株 時価総額 52,363 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 470,000 株 分売総額 1,080 百万円
前日出来高 2,684,400 株 出来高/分売数 571.15 %
対株式数比 2.06 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

※発表日終値欄は前場終値

前場引け後に分売・決算発表をしているため出来高が急増しているが、普段は板・出来高ともに500枚程度。

2017年3月に東証マザーズに上場している。

分売目的に1部への市場変更の記載はあるが、1年ルールにより最短でも来年春以降と目先すぐということはない。

直近の株主数は不明だが、上限株数が緩いことから株主数増加目的の意図は薄く、既に要件は充足できていそう。

その他要件も問題なさそうだが、株数も多いことから強いて言えば流通株式比率をもう少し上げる目的も兼ねて大株主による売却とみるのが妥当ではないか。

今期は売上高9%増、営業利益51%増と大幅な増益予想になっており、2Q決算時に通期上方修正と増配を発表している。

9月末を基準に1:2の株式分割を実施しており、分割考慮後の配当は5.5円で利回りは0.2%ほど。

株主優待として飲食割引カードの設定があるが、優待券と違って実際の価値はあまりなさそうな感じがする。

PER44.5倍、PBR7.89倍の株価はかなり割高感がある。

株価は上場後の高値から下落後は900-1,200円のレンジでマザーズ銘柄の割には比較的ボラティリティは低い。

貸借銘柄で既に売り長になっているが、逆日歩がついていることを踏まえると空売りはそこまでは入りづらそう。

そのため、新興系の貸借銘柄で同規模だったLITALICOやシュッピンなどは一時分売割れをしたことも踏まえて、この株数では支えきれるかは判断が分かれるところ。

あまり上がり過ぎなければ、当日の朝の板を見て打診程度での参加を検討としておきたい。

11/28追記:

分売発表後には1部昇格に言及したことを好感してか、元からの空売りを踏み上げるような形で上昇しており、現在では発表日から2週間で株価は2倍に急騰している。

一時2,700円で巨大な上髭を付けてしまってからは反落しており、天井を打った仕手株のようになってしまっている。

出来高は300万株を超えており需給面では問題ない数量ではあるものの、このような局面では一般的な分売のセオリーが通用しないため、朝の気配を見ないと判断ができない。

1日の値動きが200円近くあることからハイリスク・ハイリターンな案件なので、うまくいけば利益も出そうなためリスクを許容できるのであれば打診で参加してもよさそう。

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