田辺工業の立会外分売分析

銘柄名 1828】 田辺工業
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、さらに社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的に東京証券取引所市場第一部指定を目指し、市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売はさらなる当社株式の分布状況の改善ならび流動性向上を図るため行うものであります。

ただし、何らかの理由で市場第一部銘柄指定の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部銘柄指定は承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2017/11/06 (月)
予定期間 2017/11/22 (水) ~ 2017/11/27 (月)
実施日 2017/11/22 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,058 円
分売枚数 4,800 枚 前日終値 1,003 円
申込上限 10 枚 分売価格 983 円
PER 62.61 倍 割引率 -1.99 %
PBR 1.37 倍 発表日比 -7.09 %

株式情報

発行済株数 10,728,000 株 時価総額 10,546 百万円
浮動株数 2,327,976 株 浮動株総額 2,288 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 197 百万円
前日出来高 176,300 株 出来高/分売数 88.15 %
対株式数比 1.86 % 浮動株比率 21.70 %
対浮動株比 8.59 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は300枚程度、出来高は500枚程度と流動性は高い。

2017年8月に続き3ヶ月ぶり4回目の分売実施となる。

今回からは分売理由に東証1部への市場変更を目的にしている旨の内容が加わり、今年になって頻繁に実施している分売はその足固めだったということが窺える。

1部要件では要件は概ね満たしており、9月時点の株主数はまだ不明だが優待新設効果もありこの分売で充足できそう。

今期業績は僅かな増収減益見込みとなっているが、2Q決算は売上高5%減、営業利益16%減の減収減益で着地しており、通期進捗率48%と計画よりは若干下押しとなっているか。

8.77倍、PBR0.81倍の株価水準は割安感がある。

年間配当は20円、株主優待として3月9月権利で500円のクオカードの設定があり、総合利回りは2.8%ほど。

株価は前回の分売からは底堅く推移しており、950-1,050円ほどの比較的狭いレンジで安定して取引されている。

出来高からすると問題なく捌ける数量であり、ボラティリティも低いことから今回も安定した利益が出そう。

株価も割安なままであり、割安株投資および1部昇格投資に伴う買い需要もある程度期待できるものと思われる。

11/21追記:

出来高がかなり増加しており、分売数量もそれほど多いわけではないことから問題なく捌けるものと考えられる。

分売価格は直近1ヶ月での安値圏水準であり、現状の株価水準も割安なのでこれ以上下に押すとは考えづらい値段。

割安株投資や1部昇格投資などの需要もありそうで、直近の値動きは少ないためあまり値幅は取れないかもしれないが、リスクが限られるという意味では安心して参加したい。

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