日本和装ホールディングスの立会外分売分析
銘柄名 | 【2499】 日本和装ホールディングス |
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市場 | 東証2部 |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社は、平成24年2月に東京証券取引所市場第二部に上場いたしました。さらに、社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、東京証券取引所市場第一部指定申請について具体的に準備を進めております。
今回の立会外分売は、市場第一部指定に向けて、当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的として行うものです。 ただし、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。 |
スケジュール
発表日 | 2017/10/31 (火) |
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予定期間 | 2017/11/30 (木) ~ 2017/12/01 (金) |
実施日 | 2017/11/30 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 297 円 |
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分売枚数 | 1,100 枚 | 前日終値 | 423 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 414 円 |
PER | 24.20 倍 | 割引率 | -2.13 % |
PBR | 2.06 倍 | 発表日比 | 39.39 % |
株式情報
発行済株数 | 9,002,000 株 | 時価総額 | 3,727 百万円 |
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浮動株数 | 1,773,394 株 | 浮動株総額 | 734 百万円 |
分売株数 | 200,000 株 | 分売総額 | 83 百万円 |
前日出来高 | 110,500 株 | 出来高/分売数 | 55.25 % |
対株式数比 | 2.22 % | 浮動株比率 | 19.70 % |
対浮動株比 | 11.28 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い。 以前は分売の常連銘柄だったが、今回は5年ぶりで6回目とかなり久々の分売実施となっている。 分売目的のとおり東証1部昇格要件充足のための分売となっているが、時価総額基準は指定時40億円以上となっており、現状の26億円では大幅に不足している状況である。 また、社長が株式の6割以上を保有しているため、流通株式時価総額基準も20億円のところ、現状10億円と未達である。 今回の増配などで株価が450円以上にならなければ、現時点では1部昇格は目標程度と見ておくのが良さそう。 一時は営業赤字になるなど業績面の落ち込む時期はあったが、往年の利益が出る程度に業績は回復している。 今期は売上高14%増、営業利益39%増と好調で、3Q決算発表と同時に通期業績の上方修正と増配を発表している。 年間配当は10円で利回りは2.4%ほど。株主優待は12月権利500株以上で、きものメンテナンス券(5,000円相当)の設定はあるが、実際の換金価値がどれほどかは不明。 PER16.9倍、PBR1.57倍の株価は市場平均並み。 株価は250円から緩やかに300円程度に上昇しており、ボラティリティは低いため分売はいい押し目になりそう。 低位株は買いが入りやすいこと、売りが出にくいことからしても一定の利益は出ると思われるが、手数料を引くと利益は軽微なものになりそうなので参加はどちらでもよさそう。 11/29追記: 分売発表後に株価は400円台が定着するような勢いで上昇を続けており、このままであれば1部要件の時価総額要件まであと一歩という状況に自然になってきている。 ただ分売の観点からは、終値が売り気配での約定となってしまっているため、元から渋い割引率もあってか実質的なディスカウントは1.5%とほとんど利幅がない状態。 利益が出ても僅かなので割とどうでも良さそうな案件だが、手数料の安い口座から参加方向としておきたい。 株価は安くリスクも少ないため中期保有もありで、1部昇格やそのための株価対策として優待拡充などに期待したい。 |