オールアバウトの立会外分売分析
銘柄名 | 【2454】 オールアバウト |
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市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善ならびに流動性向上のため |
スケジュール
発表日 | 2017/08/28 (月) |
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予定期間 | 2017/09/05 (火) ~ 2017/09/07 (木) |
実施日 | 2017/09/05 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,730 円 |
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分売枚数 | 9,200 枚 | 前日終値 | 1,573 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 1,517 円 |
PER | 74.73 倍 | 割引率 | -3.56 % |
PBR | 14.88 倍 | 発表日比 | -12.31 % |
株式情報
発行済株数 | 13,533,700 株 | 時価総額 | 20,531 百万円 |
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浮動株数 | 1,312,769 株 | 浮動株総額 | 1,991 百万円 |
分売株数 | 602,700 株 | 分売総額 | 914 百万円 |
前日出来高 | 225,600 株 | 出来高/分売数 | 37.43 % |
対株式数比 | 4.45 % | 浮動株比率 | 9.70 % |
対浮動株比 | 45.91 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は300枚程度だが出来高は500枚以上と流動性は高い。 2017年3月に日本テレビとの資本提携を発表しており、その代わりに従来大株主だったリクルートおよびヤフーとの資本提携を解消する方向で動いている。 先月にはヤフーは97.94万株を保有していたが、8月21日付けのToSTNeT-3による自己株式立会外買付取引で37.67万株を買い取ってもらい、その残り60.27万株を今回売却の模様。 株価は7月頃までは1,000円前後で推移していたが、優待新設と上方修正以降は1,800円台まで急騰している。 今期業績は売上高31%増、営業利益8%増と小幅な増収増益予想となっており、通期予想は上方修正しているが、それでもなお2Q予想の進捗率は88%と上振れの可能性はある。 配当は現時点では未定だが、今期も前期実績と同等と仮定すれば年間3円で、利回りは0.2%ほど。 株主優待として3月9月権利で、300株以上保有の株主に株数に応じて株主優待ポイント2,000ポイント~がもらえる。 株数に応じてポイントは増加するが、2000株を保有するのが最も効率的な設定になっている。 PER45.6倍、PBR4.91倍の株価水準はかなり割高。 優待新設のタイミングが8月9日と、その後にヤフーが高値で売り抜けるための工作と捉えられても致し方ないようなタイミングであり、PBR6倍台での自社株買いは株主資本の毀損にもつながるため資本政策としてはあまり感心しない。 需給面でもこの株数は捌ききれなさそうで、分売割れの売り抜け案件となりそうなので、見送りとしたい。 9/4追記: 前日にかなり売り込まれており、発表日比-9%まで売られたにも関わらず、3%以上のディスカウントは評価できる。 割高感はあるが、寄りの需給面ではなんとかなりそう。 ただ出来高が細ってくるとまた下に押しそうな感じもするので、優待権利を取るのでなければ適度に手仕舞いとしたい。 出来高もかなり増加しているため、何もなければ同値前後にはなりそうな気もするが、地政学リスクなど次第で大きくされやすいため、朝の気配次第で参加可否を検討したい。 |