鈴茂器工の立会外分売分析

銘柄名 6405】 鈴茂器工
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図るため

スケジュール

発表日 2017/08/23 (水)
予定期間 2017/08/30 (水) ~ 2017/09/01 (金)
実施日 2017/08/30 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,795 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 2,626 円
申込上限 10 枚 分売価格 2,563 円
PER 23.75 倍 割引率 -2.40 %
PBR 3.75 倍 発表日比 -8.30 %

株式情報

発行済株数 6,060,000 株 時価総額 15,532 百万円
浮動株数 678,720 株 浮動株総額 1,740 百万円
分売株数 300,000 株 分売総額 769 百万円
前日出来高 45,100 株 出来高/分売数 15.03 %
対株式数比 4.95 % 浮動株比率 11.20 %
対浮動株比 44.20 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はやや低い。

2013年8月以来4年ぶり4回目の分売実施となっている。

特に分売理由は感じられないが、過半数の株式を一族で保有する同族企業で5月に代表取締役の交代があったため、それに関連しての株式の異動ではないかと考えられる。

東証1部上場の観点からは、時価総額的に直接1部への上場は無理なため、2部経由であれば現在1,778名の株主数さえ2,200名まで増やすことができれば十分に可能な水準にある。

配当は15円で利回りは0.5%ほど。株主優待の設定もなく、配当性向が10%で株主還元策に乏しい。

PERは18.1倍、PBR1.65倍の株価水準は市場平均並み。

株価は1年をかけて徐々に上昇しており、昨年同時期は1000円前後だったのが、現在では2,800円前後で取引されている。

上場来高値圏でもあり、直近高値は3,085円、2,919円でダブルトップを形成して目先天井になる可能性もある。

前回、前々回とも微妙な結果で分売割れしており、流動性が増えていないのに発行済株式の5%近い分売は荷が重い。

値嵩で分売総額8億円を捌けるとも思えず、高い確率で分売割れするリスクの方が大きく、参加メリットがない。

高値での売り抜け案件ということで、見送りとしたい。

8/29追記:

分売発表後は一時-10%近くまで売り込まれているが、分売前日には2%近く上昇しており、その割にはディスカウント率も低く割安感がまったくない状況になっている。

チャート的にもダブルトップのネックラインとなっており、目先の底値がどのあたりになるか想定しづらい。

何より板が薄く、当日の投げ売りがいくらか出ることを想定すると損失の可能性が高く見送りたい。

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