富士ピー・エスの立会外分売分析

銘柄名 1848】 富士ピー・エス
市場 東証2部
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成8年4月に大阪証券取引所(現:東京証券取引所)市場第二部に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的に東京証券取引所市場第一部指定を目指しております。

今回の立会外分売は、市場第一部指定における形式要件の充足を図るために行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場第一部指定が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2017/08/23 (水)
予定期間 2017/09/07 (木) ~ 2017/09/13 (水)
実施日 2017/09/07 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 368 円
分売枚数 3,900 枚 前日終値 449 円
申込上限 5 枚 分売価格 437 円
PER 14.34 倍 割引率 -2.67 %
PBR 1.09 倍 発表日比 18.75 %

株式情報

発行済株数 18,602,244 株 時価総額 8,129 百万円
浮動株数 930,112 株 浮動株総額 406 百万円
分売株数 500,000 株 分売総額 219 百万円
前日出来高 104,200 株 出来高/分売数 20.84 %
対株式数比 2.69 % 浮動株比率 5.00 %
対浮動株比 53.76 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は300枚程度、出来高は100枚未満と流動性はやや低い。

2017年3月以来の2回目の分売実施となっている。

今回は東証1部への指定替え意志を明確にした分売実施となっており、2016年9月に614名だった株主数も3月末には1,618名まで増加しており、この分売で1部基準は満たせる計算。

また、同日に後述の株主優待を新設しており、直近の9月権利ということもあって利回りもよく人気が出そう。

株主数以外の形式要件は特に問題はないように思えるため、これで9月の株主数が確定次第、指定替えができそう。

今期業績は売上高38%増、営業利益69%増とかなり強気の増収増益予想となっており、前期は赤字だった1Q業績も早速の黒字化と出だしからは順調そうにな雰囲気が伺える。

年間配当は9円で利回りは2.1%ほど。株主優待は9月権利でクオカード500円で、総合利回りは3.2%ほど。

PER10.7倍、PBR1.14倍の株価水準は、建設株は比較的低PERが多いが、現状の株価はまだ割安感がある。

株価は4月までは300円前後で推移していたが、今期予想が想定より良かったため現在は400円の下で取引されている。

優待新設で急騰が予想されるが、見直し買いも含めてこの株価なら500円くらいまでは買われてもおかしくはない。

分売数量は多いので値幅はさほど取れないが、配分もされやすく下値も限られるため基本は参加方針でよさそう。

9/6追記:

優待改善効果でストップ高を付けてから一時500円を付けてはいるが、市況悪化などで450円付近まで戻している。

板は厚くなっているが、分売数量が多いため値幅を考えると若干の利益が出るかどうかになりそうな気がする。

手頃な株価でリスクも限定的なので、現物を残しておいても権利日までの戻りに期待して放置してもよさそう。

ただ上値は重そうなので、利益は期待できなさそう。

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