ビーロットの立会外分売分析

銘柄名 3452】 ビーロット
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成26年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的とし、東京証券取引所市場第一部への市場変更申請を行う準備を具体的に進めております。

今回の立会外分売は、その形式基準の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性向上を図ることを目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2017/08/18 (金)
予定期間 2017/09/04 (月) ~ 2017/09/11 (月)
実施日 2017/09/04 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,834 円
分売枚数 700 枚 前日終値 2,149 円
申込上限 1 枚 分売価格 2,095 円
PER 19.44 倍 割引率 -2.51 %
PBR 3.86 倍 発表日比 14.23 %

株式情報

発行済株数 4,001,100 株 時価総額 8,382 百万円
浮動株数 680,187 株 浮動株総額 1,425 百万円
分売株数 30,000 株 分売総額 63 百万円
前日出来高 10,100 株 出来高/分売数 33.67 %
対株式数比 0.75 % 浮動株比率 17.00 %
対浮動株比 4.41 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は100枚程度だが、出来高は30枚未満と流動性は低い。

2014年12月に東証マザーズに上場しており、分売理由のとおり東証1部への市場変更を目的としている。

形式要件の観点からすると、2016年12月現在の株主数1,592名を2,200名以上にすれば条件は満たせそうに思える。

分売発表と同日に株主優待の新設も発表している。

会社関係者が保有株を多めに売却したがるパターンは多いが、必要最低限の株数しか売却しない方針は好感が持てる。

ここ数年の業績の伸びが素晴らしく、今期は売上39%増、営業利益27%増と大幅な増収増益予想となっている。

2Q時点の進捗率は42%と昨年比と同様に順調そう。

年間配当は未定だが、昨年実績と同等だとすれば年間17円で利回りは0.9%ほど。株主優待として、12月権利でクオカード1,000円分の新設しており総合利回りは1.3%ほど。

PER10.3倍、PBR2.86倍の株価水準は景気変動の影響が強い不動産業としては特段割安というわけではない。

株価は概ね4月に一時2,400円台を付けてからは頭打ちの傾向で、現在は1,800-2,000円のレンジ相場で取引されている。

出来高が少ない割には信用買い残が15万株あるため、信用残が整理されてこないと上値は重いかもしれない。

分売数量は絶対的に少ないので、需給面はこなせそう。

優待新設で人気化は出そうなので、この数量ではまず配分されないと思うが、積極的に参加としておきたい。

9/1追記:

分売発表日翌日には1部への市場変更申請が好感されてストップ高を付け、株価は2,000円台で高止まりしている。

引け間際の買い上がりで実質ディスカウント率が1.5%近くになってしまっているのは少し残念な気がする。

やや過熱感はあるものの、この分売数量であれば売りもほとんど出ず、需給面では十分に吸収できると思われる。

どうせ配分は見込めないが、ぜひ参加しておきたい。

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