不二ラテックスの立会外分売分析
銘柄名 | 【5199】 不二ラテックス |
---|---|
市場 | JASDAQ |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。 |
スケジュール
発表日 | 2017/05/24 (水) |
---|---|
予定期間 | 2017/06/01 (木) ~ 2017/06/05 (月) |
実施日 | 2017/06/01 (木) |
分売情報
単元株数 | 1,000 株 | 発表日終値 | 266 円 |
---|---|---|---|
分売枚数 | 300 枚 | 前日終値 | 261 円 |
申込上限 | 2 枚 | 分売価格 | 254 円 |
PER | 7.00 倍 | 割引率 | -2.68 % |
PBR | 1.16 倍 | 発表日比 | -4.51 % |
株式情報
発行済株数 | 12,861,992 株 | 時価総額 | 3,267 百万円 |
---|---|---|---|
浮動株数 | 3,755,702 株 | 浮動株総額 | 954 百万円 |
分売株数 | 212,000 株 | 分売総額 | 54 百万円 |
前日出来高 | 104,000 株 | 出来高/分売数 | 49.06 % |
対株式数比 | 1.65 % | 浮動株比率 | 29.20 % |
対浮動株比 | 5.64 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
---|---|---|---|
評価コメント | 5月24日に分売発表をしたが翌日に中止を発表、そしてその翌日に枚数を213枚→212枚に減らして実施を発表している。 板は30枚、出来高は10枚程度と流動性に乏しい。 未だに1000株単位の銘柄のため、9月末に10:1の株式併合と100株への単元株変更の実施を予定している。 発行済株式の45%程度を岡本氏一族で保有している同族企業であり、この手の企業は上場基準の緩いJASDAQにあえて留まっている場合が多く、市場変更の意志は薄い場合が多い。 今期業績は売上5%増、営業利益16%減で着地しているが、来期予想は売上6%増、営業利益30%増と上向く見込み。 年間配当は5円(株式併合考慮)で利回りは1.9%ほど。 株主優待は特に設定されていない。 流動性がなさすぎるためか割安なまま放置されており、PER7.19倍、PBR1.18倍の株価水準は割安感がある。 流動性が増えてくるようであれば将来的に見直し買いの対象になりそうだが、単元株数が増えない株式併合のためこの分売を実施するだけでは流動性が改善するとは考えづらい。 株価は低位株故にここ半年ほどは260±10円の非常に狭いレンジで取引されており、ボラティリティはかなり低い。 バリュー株投資の観点からは面白そうで、現在の非常に狭い株価レンジで考えると分売での投資妙味はありそう。 5/31追記: 直近1ヶ月の株価レンジでの底値圏まで売り込まれており、分売のディスカウントが非常に魅力的になっている。 260円近辺まではすぐに戻しそうで、これ以上下押しするとも思えないので放置しておいてもよさそう。 ただしこの枚数では下手なIPOより当選は困難か。 |