インソースの立会外分売分析

銘柄名 6200】 インソース
市場 東証マザーズ
信用区分 貸借
実施目的 当社は、平成28年7月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として、平成29年5月15日付で東京証券取引所本則市場(市場第一部又は市場第二部)への市場変更申請を行っております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件である流通株式比率の充足を図るとともに、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で本則市場への市場変更の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が承認されない可能性があります。

スケジュール

発表日 2017/05/18 (木)
予定期間 2017/06/02 (金) ~ 2017/06/06 (火)
実施日 2017/06/02 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,895 円
分売枚数 2,100 枚 前日終値 2,061 円
申込上限 5 枚 分売価格 1,999 円
PER 45.87 倍 割引率 -3.01 %
PBR 16.19 倍 発表日比 5.49 %

株式情報

発行済株数 8,218,300 株 時価総額 16,428 百万円
浮動株数 904,013 株 浮動株総額 1,807 百万円
分売株数 278,000 株 分売総額 556 百万円
前日出来高 468,700 株 出来高/分売数 168.60 %
対株式数比 3.38 % 浮動株比率 11.00 %
対浮動株比 30.75 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は500枚、出来高は1000枚以上と流動性は高い。

3月に引き続き、わずか2ヶ月ぶりの分売実施となる。

東証本即市場への変更申請を5月15日に出しているといる。

流通株式比率の充足が目的で、上位株主だけでは正確に計算できないが分売後の流通株式比率は35%は確保できそう。

今期業績については売上・利益ともに2割増の増収増益を計画しており、2Q決算時点での進捗率は41%となっている。

年間配当は13円に増配で利回りは0.6%ほど。

9月権利で100株以上にクオカード500円分などの設定がされていおり、総合利回りは1.0%程度になる。

PER44.9倍、PBR12.3倍の株価水準はかなり割高である。

株価は前回の分売時から変わっておらず、2000-2400円のレンジ相場だったが、2Q決算が想定ほどは思わしくなかったためか5/15には10%近く暴落して2000円を割れている。

テクニカル的に半年ぶりに75日線を割れたのも気になる。

分売数量が前回の1.5倍になっているのは気がかりだが、出来高はあるので十分に捌けると思われる。

ただしボラティリティが高いのと割高感があるため、長期目的でなければ早めに利確してしまう方が良いかもしれない。

6/1追記:

前回ほどではないが値決め日前の吊り上げの傾向があり、分売価格を2000円前後に誘導したいような思惑が見られる。

前日終値と分売価格が前回と完全一致なのは偶然か…

空売りもそこそこ入っているので需給面では問題なさそうだが、値動きが激しいため利確タイミングには要注意。

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