北川精機の立会外分売分析

銘柄名 6327】 北川精機
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社株式の分布状況改善及び流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2017/05/16 (火)
予定期間 2017/05/23 (火) ~ 2017/05/26 (金)
実施日 2017/05/23 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 600 円
分売枚数 6,400 枚 前日終値 555 円
申込上限 100 枚 分売価格 542 円
PER 12.93 倍 割引率 -2.34 %
PBR 3.64 倍 発表日比 -9.67 %

株式情報

発行済株数 6,959,600 株 時価総額 3,772 百万円
浮動株数 1,614,627 株 浮動株総額 875 百万円
分売株数 345,000 株 分売総額 187 百万円
前日出来高 229,000 株 出来高/分売数 66.38 %
対株式数比 4.96 % 浮動株比率 23.20 %
対浮動株比 21.37 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに500枚以上と流動性は非常に高い。

2月27日に同株数の分売を実施予定であったが、実施前営業日の夕方に急遽実施を発表している分の再実施と思われる。

第3位株主の内田雅敏氏が保有する57.9万株のうち55.3万株を広島銀行への借入担保に入れており、34.5万株が2月17日に担保解除されているが、3月30日に再度担保に入っている。

そのため、前回については何らかの事情で担保解除ができず、分売中止になったのではないかと考えられる。

4月24日に通期業績を上方修正しており、大幅な黒字転換で営業利益ベースの進捗率は83%と順調そう。

前回の分売時にあった製品が海中に落下する事故の賠償の必要性はなくなったため、特損リスクはなくなった模様。

無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。

PER13.7倍、PBR3.56倍の株価水準は市場平均並み。

株価は引き続き500-700円のレンジで推移している。

前回よりかはかなり板も厚くなっており、十分に捌ききれる出来高もあるため需給面では問題なさそう。

ただ業績面で安定しておらず、特に割安でもないので中長期で持ち続けるメリットはあまりなさそうに感じる。

5/22追記:

発表日からは1割近く下げての値決めで値ごろ感はある。

分売日2日前に大量の売り注文で520円の安値を付けているが、そこから560円までは買い戻されていることを考えると、これだけの分売売り需要も十分に吸収できそう。

値幅はあまり見込めないが、基本は参加方向でよさそう。

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