セックの立会外分売分析

銘柄名 3741】 セック
市場 東証2部
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を目的とするものです。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である矢野恭一氏から、その保有する当社株式について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2017/05/12 (金)
予定期間 2017/05/19 (金) ~ 2017/05/25 (木)
実施日 2017/05/19 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,772 円
分売枚数 1,000 枚 前日終値 1,667 円
申込上限 2 枚 分売価格 1,617 円
PER 121.03 倍 割引率 -3.00 %
PBR 1.90 倍 発表日比 -8.75 %

株式情報

発行済株数 5,120,000 株 時価総額 8,279 百万円
浮動株数 1,274,880 株 浮動株総額 2,061 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 323 百万円
前日出来高 92,300 株 出来高/分売数 46.15 %
対株式数比 3.91 % 浮動株比率 24.90 %
対浮動株比 15.69 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は200枚程度だが流動性は100枚程と高くはない。

2013年以来久しぶりに3回目の分売実施となっている。

2017年3月16日にJASDAQから東証2部に指定替えしている。

第2位株主で元会長の矢野恭一氏による売却と書かれているが、上限株数が2枚のため株主数増加目的にも見える。

直接1部では時価総額要件(250億円)が満たないので、2部経由による1部昇格を目指しているように考えられる。

2017年3月現在の株主数は2,050名であり、本分売後には1部基準は充足でき、他の条件についても特に問題はなさそう。

PER22.9倍、PBR1.62倍の株価はそれほど割高感はない。

自己資本比率84%と財務面の盤石さは評価できる。

今期業績は大型案件剥落の影響で減収減益となっており、営業利益、最終利益ともに3割近い減益となっている。

来期は売上横ばい、営業利益は15%増とやや回復予想。

年間配当は年間28円で利回りは1.7%ほどで、株式分割の影響を考慮すると実質増配となっている。株主優待はない。

株価は少しづつ下値を切り上げてきており、昨年11月の1300円を底にして現在では1800円台を付けている。

貸借銘柄で需給に不安はなく、分売数量がそれほど多いわけではないので安定した利益は出ると思われる。

やや板は薄いが、基本的には参加方針で問題なさそう。

5/18追記:

分売前日にかなり売り込まれてはいるが、満額割引で素直に実施したのは評価できる。

発表日と比べても十分売り込まれており、テクニカル的にも75日線付近での反発が期待でき、一定の利益は出そう。

市況が不安定になっているため、売り時には注意したい。

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