フジテックの立会外分売分析

銘柄名 6406】 フジテック
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善および流動性向上を目的とするものです。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である株式会社ウチヤマ・インターナショナルからその保有する当社株式について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。

「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2017/02/13 (月)
予定期間 2017/02/23 (木) ~ 2017/03/01 (水)
実施日 2017/02/23 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,360 円
分売枚数 21,300 枚 前日終値 1,269 円
申込上限 100 枚 分売価格 1,244 円
PER 16.83 倍 割引率 -1.97 %
PBR 1.71 倍 発表日比 -8.53 %

株式情報

発行済株数 93,767,317 株 時価総額 116,647 百万円
浮動株数 49,790,445 株 浮動株総額 61,939 百万円
分売株数 1,835,000 株 分売総額 2,283 百万円
前日出来高 1,123,800 株 出来高/分売数 61.24 %
対株式数比 1.96 % 浮動株比率 53.10 %
対浮動株比 3.69 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は500枚、出来高2000枚以上と流動性は非常に高い。

分売目的のとおり、第2位株主の(株)ウチヤマ・インターナショナルからの分売となっており、分売総額25億円規模とPO(売出し)レベルといっていい案件になっている。

今期業績は売上-4%、営業利益-17%とやや減益見込み。

3Q決算時点での進捗率は87.4%と現時点では順調そう。

PER11.7倍、PBR1.13倍の株価水準はやや割安感がある。

年間配当は30円で利回りは2.3%ほど。株主優待はない。

株価はEU離脱ショック時の2016年7月頃に900円割れの底を打ってからは、現在1300円台まで伸び、直近3ヶ月程度は1300-1400円のレンジ相場で比較的落ち着いている。

板もそれなりに厚く流動性は高いため、それと比べれば十分捌ける数量であるため特段の問題はなさそう。

証金残は中立だが、信用残は既に売り長になっている。

貸借銘柄で東証1部の中型株のためわかりやすい値動きになるかと思われるので、需給を見極めて動きたい。

2/22追記:

分売発表日の終値から100円近く売り込まれている。

前日の出来高からしても空売りはかなり入っており、需給面ではなんとかなりそうなように思える。

分売株数が多いため、それなりに配分はありそう。

ただ割引率が渋いため、利益が出るかはやや不透明。

株価水準的には割安なので、1300円までの戻りは期待できそうだが、以前のPIのように急落には注意したい。

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