九州リースサービスの立会外分売分析

板・出来高ともに300枚程度はあり、流動性はそれなり。

2016年6月に続いて2回目の分売であり、当時は福証上場であったが11月には東証2部に指定替えになっている。

当然次は東証1部を目指すと思われるが、1年ルールにより最低でも今年11月以降にはなりそう。

2016年9月現在の株主数は1,390名と、以前より500名ほど増加はしているが、1部基準にはあと800名ほど必要。

昨年11月の株主優待新設と、分売同時発表の記念配当の施策によって、3月末での株主数確定をさせたい意図がみえる。

11月で通期業績をやや上方修正しており、3Q決算時点での最終益進捗率は91.1％と、まだ上振れする可能性もある。

年間配当は12円の利回り1.5％ほど。株主優待として3月権利で1000円分のクオカードで総合利回りは2.8％程度。

福証の地方市場ディスカウントから抜け出してはいるが、PER7.76倍、PBR0.79倍の株価水準はまだ割安。

株価は前回の分売時は400円前後だったが、東証2部上場などもあり現在では700円台で取引されている。

やや分売株数は多いが、指標的な割安感もあり、3月の優待権利取りも踏まえてしばらくは堅調に推移しそう。