インベスターズクラウドの立会外分売分析

銘柄名 1435】 インベスターズクラウド
市場 東証マザーズ
信用区分 信用
実施目的 当社は、平成27年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場いたしましたが、更に社会的な認知度や信用力を高め、企業価値向上を図ることを目的として東京証券取引所市場第一部への市場変更を目指しております。

今回の立会外分売は、市場第一部への市場変更における形式要件の充足を図るために行うものであります。

ただし、形式要件の充足を含め、何らかの理由で市場第一部の基準を満たさないと判断された場合には、市場変更が認められない可能性があります。

スケジュール

発表日 2016/06/03 (金)
予定期間 2016/06/13 (月) ~ 2016/06/17 (金)
実施日 2016/06/13 (月)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 10,140 円
分売枚数 4,700 枚 前日終値 9,590 円
申込上限 100 枚 分売価格 9,254 円
PER 163.56 倍 割引率 -3.50 %
PBR 31.85 倍 発表日比 -8.74 %

株式情報

発行済株数 7,645,100 株 時価総額 70,748 百万円
浮動株数 496,932 株 浮動株総額 4,599 百万円
分売株数 380,000 株 分売総額 3,517 百万円
前日出来高 61,000 株 出来高/分売数 16.05 %
対株式数比 4.97 % 浮動株比率 6.50 %
対浮動株比 76.47 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は300枚以上、出来高1000枚以上と流動性は高い。

2015年12月に東証マザーズに上場したばかりである。

分売目的のとおり東証1部上場目的であれば、流通株式比率を35%以上にする必要があり、現在の28%が分売実施後は32.9%程度となるがもう一度分売か売出が必要か。

また、2015年12月末現在の株主数も1,594名と、1部基準の2,200名までにはもう少し増やす必要がある。

1年ルールにより、最短で12月頃になると思われる。

賃貸住宅市場の好調さから業績の伸びが素晴らしく、今期予想は売上26%増、営業利益52%増と最高益を目指す。

財務面も設備投資のいらない業種のため、有利子負債0の自己資本比率59.4%、流動比率260%以上と盤石。

配当は24円で、利回りは0.24%ほど、株主優待はない。

いくら業績が好調で今後の伸びに期待できるとしても、PER39.2倍、PBR18.5倍の株価水準は割高に思える。

株価は上場直後の3000円近辺から安定して上昇しており、4月末には最高値16000円台をつけている。

その後は6月には10000円付近まで下落している。

今までは浮動株の少なさから値動きが軽かったが、今回の分売後はある程度上値は重くなりそうな感じがする。

ボラティリティも高く、信用銘柄で1枚100万円級の分売では利益も大きいが損失の危険も高そう。

リスクを承知の上で取りに行くには構わないが、方向性が読めない中では基本的には見送りとしたい。

6/10追記:

想定より高割引率なのと、売り込まれた反発も期待できそうだが、ハイリスク・ハイリターンなので慎重に検討したい。

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