三栄建築設計の立会外分売分析

銘柄名 3228】 三栄建築設計
市場 東証1部
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性向上を図るため

スケジュール

発表日 2016/05/19 (木)
予定期間 2016/05/26 (木) ~ 2016/05/31 (火)
実施日 2016/05/26 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,290 円
分売枚数 2,300 枚 前日終値 1,200 円
申込上限 85 枚 分売価格 1,164 円
PER 34.22 倍 割引率 -3.00 %
PBR 1.08 倍 発表日比 -9.77 %

株式情報

発行済株数 21,217,600 株 時価総額 24,697 百万円
浮動株数 1,612,538 株 浮動株総額 1,877 百万円
分売株数 255,200 株 分売総額 297 百万円
前日出来高 146,200 株 出来高/分売数 57.29 %
対株式数比 1.20 % 浮動株比率 7.60 %
対浮動株比 15.83 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度で流動性はあまりない。

以前は分売の定番銘柄だったが、ここ最近はあまりなく直近では2012年以降4年ぶり6度目の実施となる。

東証1部指定替え以前は、現在も筆頭株主の社長が売出主の分売で知人と共謀して分売価格を釣り上げたことにより相場操縦の疑いで強制捜査を受け、有価証券報告書の虚偽記載の件と併せて課徴金の納付を受けている。

なお、上記の分売の値動きはいずれも酷い結果だった。

今回は株数的には上記社長からの売出ではなく、株数の一致する第6位株主の永大産業(株)による放出と考えられるため、以前のような問題はないと思われるが注意は必要。

業績面は不動産市況の好調さで戸建て住宅販売が好調なことにより、今期2Q決算時点で前年比20%以上の増益。

売上が期末偏重型であり、通期も同等に好調な模様。

配当は8月期末一括配当の33円で前期比5円増配。

株主優待は2月権利でおこめ券2kg分、配当と合わせた総合利回りは3.6%程度となる。

株価は年初の暴落で一時1000円の底値を付けているが、それ以降は少しづつ下値を切り上げ現在は1300円前後。

分売発表以降はで1200円まで一時的に下落している。

不動産業は平均PERは低いものの、現状のPER6.16倍、PBR1.0倍水準は他社比較でもやや割安感がある。

東証1部の貸借銘柄で分売株数もそれほど多いわけではないが、もう少し出来高がほしい所ところ。

実施までの期間が短いが、ある程度売られて押し目になってくれるようであれば短期・中期投資にもよさそう。

5/25追記:

日中の値動きを見ると、どうも1200円を割らせたくないような不自然な買い支えが見られる。上記の前科があることもあり、つり上げではないもののきな臭い雰囲気がする。

そこそこ空売りは入っていそうなので利益は出そうだが、値動きがどうなるかわからないのでその点は注意が必要。

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