アクセルマークの立会外分売分析

本立会外分売に関して、当社の主要株主である株式会社セプテーニ・ホールディングスから、その保有する当社株式について売却意向の連絡を受けております。

板は1000枚以上、出来高は5千枚以上と流動性は十分。

親会社のセプテーニHDが筆頭株主であるが、2015年11月に保有株式の5％を国内法人1社に譲渡している。

今回の分売も同社によるほぼ同数の放出で、これで同社の持分は45％程度まで低下する。

収益改善が見られないため見切り売りの可能性もある。

営業利益が4期連続先細りな状況であり、前期はなんと売上高営業利益率が0.1％まで低下し、30億円の売上があるにもかかわらずまったく利益が出ていない状況となっている。

会社予想では今期は増益予想ではあるものの、2Q経過時点で売上高前期比-24％、営業赤字拡大と未達懸念あり。

財務面では借入金も少なく目先は大丈夫な状況ではあるが、ヒット作が出せないスマホゲーム会社の先行きは不透明。

ただし通期黒字化を材料にして急騰している。

もちろん配当・優待のともになく、利回りは0％。

株価水準はPERは無意味、PBR5.6倍と割高な水準。

株価は3月までは1000円前後で推移していたが、仕手株化して一時4500円までつけた後は反落中。

仕手株の分売はうまく行けば短期で利益は出るものの、大損の危険性が高いため少量参加程度か。