レントラックスの立会外分売分析

板・出来高ともに300枚程度はあって流動性はそこそこ。

2015年11月に続いて2回目の分売実施となる。

2015年4月に上場したIPO銘柄であり、1年ルールを考慮するとそろそろ市場変更も視野に入ってくる時期。

東証1部昇格要件は残りは株主数だけであり、2015年9月末現在の株主数は1,211名で、その後に分売である程度は増えていると思われるが、これで完全に要件は満たすはず。

月次の売上開示もかなり強気で推移しており、先週に通期業績予想を売上・利益ともに10％近く上方修正している。

四季報予想では来期も20％以上の増収増益予想と好調。

配当・優待とも設定はないが、来期は配当実施の余地あり。

株価水準はPER19.8倍、PBR4.9倍と割安感はないが、成長株としてみればまだ十分に買われ可能性はある。

株価は上場後は一時1500円までつけていた時期もあるが、年末からは下落傾向で現在は700円前後で取引されている。

上限1枚の分売のためまとまった売りは出にくく、下値も限られるのである程度の利益は出ると考えられる。