システムリサーチの立会外分売分析

銘柄名 3771】 システムリサーチ
市場 JASDAQ
信用区分 信用
実施目的 当社は当社株式の東京証券取引所市場第二部への市場変更を目指しておりますが、今回の立会外分売は当社株式の分布状況の改善ならびに流動性向上を図るために行うものであります。

スケジュール

発表日 2016/03/01 (火)
予定期間 2016/03/09 (水) ~ 2016/03/15 (火)
実施日 2016/03/09 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,480 円
分売枚数 2,200 枚 前日終値 2,445 円
申込上限 2 枚 分売価格 2,345 円
PER 10.40 倍 割引率 -4.09 %
PBR 1.49 倍 発表日比 -5.44 %

株式情報

発行済株数 2,090,000 株 時価総額 4,901 百万円
浮動株数 520,410 株 浮動株総額 1,220 百万円
分売株数 100,000 株 分売総額 235 百万円
前日出来高 4,100 株 出来高/分売数 4.10 %
対株式数比 4.78 % 浮動株比率 24.90 %
対浮動株比 19.22 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

普段の板・出来高ともに50枚前後と流動性は低い。

分売実施目的の通り、東証2部指定替えを目指しているが、株主数・流通株式要件など既に満たしているように思える。

2月10日に株式分割、増配、株主優待制度の導入のポジティブIRを発表しており、3月末日基準で株式2分割の予定。

配当は3月期末に一括配当で、株式分割前の基準で50円→60円に増配しており、配当利回りは2.4%ほど。

株主優待は9月末(分割後)に2000円分のクオカードの新規設定があり、分割後基準では総合利回りは4.0%程度ある。

業績の伸びが素晴らしく、毎年20%近く連続増益しており、ここ5年で売上は70%増、最終利益は5倍近い状態。

今期も大幅に増益予定で、基本は4Q偏重業績のため3Q決算時点で前期比+40%近い業績なのは期待できる。

その業績でありながら、PER9.25倍、PBR1.47倍の株価水準は今後の成長性を考えてなお割安な状態といえる。

株価は2015年12月に2600円の高値をつけたあと、2月に2000円まで下落し、現在は2500円付近まで戻している。

分売発表時時点では最良気配が50円近く離れており、少しの売買の偏りで株価が大きく動きボラティリティは高い。

分売数量自体は多くなく、ファンダ的には買いであるが、板の薄さと値動きが大きいため短期的にはやや厳しいか。

3月の期末権利日までには戻しそうなので、分売価格割れも覚悟しつつ中期投資狙いで当日朝の状況を見て参加したい。

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