アイスコの立会外分売分析

板は100枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。

会長一族での保有比率が推定50.3％となっているため、留保金課税の対象となってるのを除外するための分売となる。

今期業績は売上高+4％、営業利益+5％と微増予想だが、2Q時点で既に通期予想を超過しており会社予想は保守的。

年間配当は20円で利回りは0.9％ほど。株主優待は3,9月権利でハーゲンダッツギフト券4枚の設定があり、意外と換金価値があるためか総合利回りは3.6％ほどとなる。

PER19.1倍、PBR2.21倍の株価水準は市場平均並み。

ある意味ではサーティワンに近いようで株価は優待権利取り需給によって取引されている要素が大きいように思える。

株価は1,800±200円のレンジ相場だったが、直近では上にブレイクして2,100円台まで上昇するもやや過熱感がある。

発行済株式に対してそれほど多いわけではないが、もう少し流動性が改善しないと需給的には厳しいかもしれない。

2,000円台前半くらいまで調整しての値決めとなると比較的安心して参加しやすくなるかもしれない。

11/26追記：

発表後にも上昇していたが、なんとか値決め日には売り込まれており分売価格は2,000円台となったのは及第点か。

流動性はいくらか向上しているためなんとか捌ききれそうだが、買い板が薄いため逃げ場には気をつけたい。

どちらかというと短期よりも中長期で優待権利月まで放置するくらいの方向性が一番期待値が高いと思われる。