日東工器の立会外分売分析

銘柄名 6151】 日東工器
市場 東証プライム
信用区分 貸借
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上、並びに更なる流通株式比率の向上に資すると判断したため。

スケジュール

発表日 2025/11/12 (水)
予定期間 2025/11/21 (金) ~ 2025/11/28 (金)
実施日 2025/11/21 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,802 円
分売枚数 9,800 枚 前日終値 1,570 円
申込上限 100 枚 分売価格 1,523 円
PER 58.47 倍 割引率 -2.99 %
PBR 0.58 倍 発表日比 -15.48 %

株式情報

発行済株数 19,154,495 株 時価総額 29,172 百万円
浮動株数 1,321,660 株 浮動株総額 2,013 百万円
分売株数 596,700 株 分売総額 909 百万円
前日出来高 565,900 株 出来高/分売数 94.84 %
対株式数比 3.12 % 浮動株比率 6.90 %
対浮動株比 45.15 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。

第7位株主の三菱UFJ銀行が596,758株を保有しているため、政策保有株式の処分による分売である可能性が高い。

プライム市場の上場維持基準は辛うじて満たしているが心許ないため流通株式比率を増やすためでもあると考えられる。

今期業績は需要減と関税工場移転費用等による特損で、売上高横ばいなものの営業利益-36%を見込んでいる。

年間配当は40円で利回りは2.6%ほど。株主優待はない。

PER43.9倍、PBR0.49倍の株価水準は割高感があるが、特損の影響を除くとPER30倍程度とそこまで割高ではない。

株価は4月の暴落以降は1,600-1,900円の比較的狭いレンジ相場で取引されており安定感はあるが上昇に乗れていない。

元から取引先などの固定株が多く浮動株が多くないため、10億円の分売となると需給面では一定のインパクトがある。

貸借銘柄のためなんとかなるだろうが、もう少し流動性が改善しないと安心して参加はできないかもしれない。

念のため事前ヘッジ前提での参加が無難だと思われる。

11/20追記:

発表日より1割近く売り込まれており、分売価格は4月の暴落時の安値以下と値ごろ感はあるのは評価できる。

テクニカル的には底値圏なため戻りは早そうだが、これだけ下落基調のチャートだとあまり期待はできない。

そこまで空売りも入っておらず連日の案件続きで売り物が出やすいが、配分獲得の期待値面では参加しやすい。

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