パパネッツの立会外分売分析

本立会外分売に関して、当社の主要株主である中本久富氏から、その保有する当社株式について売却意向の連絡を受けており、約定結果によっては当社の「主要株主の異動」が発生する可能性があります。

「主要株主の異動」の発生を認識した場合は、速やかにお知らせいたします。

板・出来高ともに30枚程度と流動性に乏しい。

今期業績は売上高+6％、営業利益+23％を見込んでおり、2Q時点での進捗率は80％と会社予想は保守的すぎる。

年間配当は48円で利回りは2.2％ほど。株主優待はない。

PER10.8倍、PBR2.44倍の株価水準は市場平均並み。

2025年3月に上場したばかりだが、株価は上場時の初値からは3倍以上まで上昇しており1日に平気で100円近くは動く。

ヒロタグループ以来の制度信用銘柄の対象ですらないため、現物か一般信用でしか買うことができず閑散としている。

最良気配が50円近く離れているため、アップティックでの値決めとなった場合には高値掴みさせられる案件となる。

これがバリュー株であればまだ買い需要があるかもしれないが、福証の流動性リスクを取ってまで保有するメリットを見いだせずむしろ参加リスクしかない案件に思える。

さらに福証案件では配分時間の問題があるのに、大英産業のような寄値だけの過去実績を見て参加する輩が増えそう。

早売り勝負に勝てたとしても勝算があるかは怪しい。

10/21追記：

発表日よりはやや売り込まれているが、相変わらずのスカスカな板で需給を支えきれるほどではない。

アップティックで決まらなかっただけはマシであるが、節目の2,000円を割れていても下値目処がまったく見えない。

先日のアップコン再来な展開が読めるところだが、下手に枚数が少ない分余計に参加者が増えて上値は重そう。