システムリサーチの立会外分売分析

銘柄名 3771】 システムリサーチ
市場 東証プライム
信用区分 貸借
実施目的 当社の主要株主1名から一定数量の売却意向があり、当社株式の分布状況の改善および流動性の向上を図るため立会外分売を行うものであります。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である山田敏行氏が保有する当社株式について売却するものであり、約定結果によっては当社の主要株主および主要株主である筆頭株主の異動が発生する可能性があります。

主要株主および主要株主である筆頭株主の異動の発生を認識した場合には、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2025/09/12 (金)
予定期間 2025/09/25 (木) ~ 2025/10/01 (水)
実施日 2025/09/25 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,190 円
分売枚数 12,500 枚 前日終値 2,095 円
申込上限 100 枚 分売価格 2,022 円
PER 16.94 倍 割引率 -3.48 %
PBR 5.91 倍 発表日比 -7.67 %

株式情報

発行済株数 16,720,000 株 時価総額 33,808 百万円
浮動株数 1,872,640 株 浮動株総額 3,786 百万円
分売株数 800,000 株 分売総額 1,618 百万円
前日出来高 242,000 株 出来高/分売数 30.25 %
対株式数比 4.78 % 浮動株比率 11.20 %
対浮動株比 42.72 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 B
評価コメント

板は150枚、出来高500枚程度と流動性は高い。

2024年11月以来、1年ぶり4回目の分売となっている。

前回同様に会長の山田敏行氏からの売却となっており、今年6月に代表取締役を退任したことを機に事業承継のためまとまった数量を処分できる分売実施になったと思われる。

今期業績は売上高+13%、営業利益+15%を見込んでおり、下期偏重型のため1Q時点の前年同期比では+27%と好調。

年間配当は60円で利回りは3.0%ほど。株主優待は9月権利でクオカード1,000円分の設定があり総合利回り3.5%ほど。

PER13.2倍、PBR2.84倍の株価水準は市場平均並み。

今年は大型案件続きのため感覚が麻痺しているが、これでも17億円規模となるとやや上値は重いかもしれない。

ちょうど9月配当・優待権利日の前日ということもあって買い需要はありそうだが、逆に言えば資金の逃げも早そう。

この分売数量ではないと思われるが、例によって値決め日の釣り上げが一番の懸念材料になるのではないか。

過去いずれも利益の出る展開となっており、流動性も十分高い貸借銘柄ではあるが多少は事前ヘッジをしたい。

9/24追記:

発表日より100円近く売り込まれており、分売価格は過去2ヶ月の安値以下と一定の値ごろ感がある。

割引率も良好でちょうど下値抵抗線となる75日線付近で買えることもあり、押し目買いにはちょうどいいタイミング。

あとは権利日近いことがどう動くかというところだが、複数単元保有しても優待利回りが上がるわけではないためある程度の売り物が出る可能性も視野に逃げ時には注意したい。

立会外分売銘柄情報

Copyright © 2015 立会外分売研究所 All Rights Reserved.