オープンアップグループの立会外分売分析
銘柄名 | 【2154】 オープンアップグループ |
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市場 | 東証プライム |
信用区分 | 貸借 |
実施目的 | 当社として株式の流動性向上という課題があった中、大株主から一定数量の売却意向が示され、これが当社株式の流動性向上に資すると判断したため。 |
スケジュール
発表日 | 2025/08/25 (月) |
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予定期間 | 2025/09/02 (火) ~ 2025/09/03 (水) |
実施日 | 2025/09/02 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,897 円 |
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分売枚数 | 25,700 枚 | 前日終値 | 1,821 円 |
申込上限 | 100 枚 | 分売価格 | 1,758 円 |
PER | 13.78 倍 | 割引率 | -3.46 % |
PBR | 1.83 倍 | 発表日比 | -7.33 % |
株式情報
発行済株数 | 91,812,102 株 | 時価総額 | 161,406 百万円 |
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浮動株数 | 6,059,599 株 | 浮動株総額 | 10,653 百万円 |
分売株数 | 1,700,000 株 | 分売総額 | 2,989 百万円 |
前日出来高 | 1,755,000 株 | 出来高/分売数 | 103.24 % |
対株式数比 | 1.85 % | 浮動株比率 | 6.60 % |
対浮動株比 | 28.05 % |
参加評価
分売評価 | B | ||
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評価コメント | ※前場引け後発表のため、発表日終値は直近約定値
板は500枚、出来高1,000枚以上と流動性は高い。 ここ最近で有限会社志と共同保有者による保有株式の処分が進んでいることからその一環ではないかと考えられる。 30億円規模となると過去20年でトップ10の規模に入り、貸借銘柄に限れば2番目となるほどの大規模案件となる。 通常は売出によって処分する方が妥当な規模感ではあるが、発行済株式比ではそれほど多くないことから完売すると踏んで引受手数料の安い分売による処分になったとみられる。 今期業績は売上高-9%、営業利益+4%を見込んでいる。 年間配当は85円で利回りは4.8%ほど。株主優待はない PER12.9倍、PBR1.94倍の株価水準は市場平均並み。 過去の類似案件としてはフジテックがかなり近いところもあって寄りは売りに押されて重くなるかもしれない。 類似規模のラクスにおいては貸借銘柄ながら指標的に割高だったこともあってか分売価格を割り込む展開となった。 ただこれだけの高配当銘柄となると実需買いが期待できると思われるが、前例が少ないだけに配分も読めないため相応のヘッジを入れての参加が無難かもしれない。 9/1追記: 発表日以降は分売数量の割に比較的底堅い値動きとなっていたこともあり、下値での買い需要は相当期待できそう。 やや不安だった流動性に関しても値決め日に十分売り込まれており、相応の空売りが入っているとみられる。 分売価格での配当利回りは十分高く、1,800円を大きく割り込む展開というのも想定しづらい。 加えて割引率も十分に高く、配分されやすさも含めた期待値で考えれば高い参加者総利益が狙えるのではないか。 |