名港海運の立会外分売分析

銘柄名 9357】 名港海運
市場 名証メイン
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり当社として検討した結果、立会外分売を実施することにより、浮動株比率を向上させるとともに、流動性の向上および株式分布状況の改善を図るため。

スケジュール

発表日 2025/08/08 (金)
予定期間 2025/08/20 (水) ~ 2025/08/22 (金)
実施日 2025/08/20 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 1,980 円
分売枚数 4,000 枚 前日終値 2,050 円
申込上限 30 枚 分売価格 1,989 円
PER 14.85 倍 割引率 -2.98 %
PBR 1.07 倍 発表日比 0.45 %

株式情報

発行済株数 33,006,204 株 時価総額 65,649 百万円
浮動株数 1,551,292 株 浮動株総額 3,086 百万円
分売株数 200,000 株 分売総額 398 百万円
前日出来高 2,000 株 出来高/分売数 1.00 %
対株式数比 0.61 % 浮動株比率 4.70 %
対浮動株比 12.89 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は100枚、出来高50枚程度と流動性は低い。

上場維持基準の緩い名証においては特段の分売の必要性もなく、株主構成からして持ち合い株式の売却と思われる。

今期業績は売上高横ばい、営業利益-6%を見込むものの、1Q時点では前年同期比3割近くの増益で着地している。

年間配当は70円で利回りは3.5%ほど。株主優待は3月権利で株数に応じて選択できるカタログギフトの設定がある。

PER11.4倍、PBR0.49倍の株価水準はやや割安感がある。

株価はここしばらくは1,500円近辺で安定していたが、ここ数ヶ月で上昇基調に転換して2,000円近くまで上昇している。

バリュー株ではあるものの名証の流動性リスクもありTOB狙いで永久放置するくらいしか保有メリットはなさそう。

この流動性であれば捌ききれずザラバ中でいくらでも安く買えそうなため不参加方向で問題ないと思われる。

8/19追記:

株価はほとんど調整しておらず値ごろ感はない上に、値決め日の前日終値と大差ない分売価格はいただけない。

値決め日の大引けはアップティックで引けているため、買い板を基準とした実質的な割引率は1.7%程度しかない。

この板で4億円分が捌けるとは考えづらく、売れ残らなければエージェント・インシュアランスのような終始水面下の展開になるのではないかと思われる。

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