スーパーバリューの立会外分売分析
銘柄名 | 【3094】 スーパーバリュー |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 当社株主より一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、スタンダード市場における流通株式比率の項目に関する基準を充たしていないため、当該基準の達成に資するべく、当社株式の分布状況改善および流動性向上を目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2025/07/14 (月) |
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予定期間 | 2025/07/23 (水) ~ 2025/07/25 (金) |
実施日 | 2025/07/23 (水) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 804 円 |
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分売枚数 | 2,200 枚 | 前日終値 | 671 円 |
申込上限 | 30 枚 | 分売価格 | 651 円 |
PER | 55.29 倍 | 割引率 | -2.98 % |
PBR | 5.23 倍 | 発表日比 | -19.03 % |
株式情報
発行済株数 | 12,673,750 株 | 時価総額 | 8,251 百万円 |
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浮動株数 | 506,950 株 | 浮動株総額 | 330 百万円 |
分売株数 | 390,000 株 | 分売総額 | 254 百万円 |
前日出来高 | 104,600 株 | 出来高/分売数 | 26.82 % |
対株式数比 | 3.08 % | 浮動株比率 | 4.00 % |
対浮動株比 | 76.93 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 平常時は板100枚、出来高50枚程度と流動性は低い。 2015年以来、10年ぶり2回目の分売実施となっている。 上場維持基準のうち2025年2月現在で流通株式比率は14.1%とスタンダード市場の25%には大幅に未達となっている。 1年後の改善期限までに155万株程度を処分する必要があるが、このペースだと同規模の分売が3回はまだ必要となる。 前期までは4期連続赤字かつ赤字拡大で着地したが、今期業績は本当に黒字転換するのかどうか疑わしい。 配当は無配で優待もなく、株主還元策に乏しい。 PER26.5倍、PBR5.13倍の株価水準は割高感がある。 会社名とは逆にまったくバリュー感もなく、銘柄としての投資妙味もまったく見出すことができない。 1年以内にこれだけ流通株式を増やす必要があることを踏まえても中長期は持つだけ損な銘柄で参加理由が見当たらない。 よほど流動性が向上しなければ見送りでいいのではないか。 7/22追記: 発表日より15%近く下落しての値決めで一定の値ごろ感はあるが、元から割高な株価が是正されただけである。 今年に入ってからの株価は下落基調で底が見えず、微妙に流動性が増えていけそうな気配を演出することでむしろ参加者が増えてやはり結局微妙な展開になるのではないか。 銘柄としての魅力に欠ける銘柄は不参加で正解そうだが、分散効果で浮上の線もなくないため朝の気配次第か。 |