デュアルタップの立会外分売分析
銘柄名 | 【3469】 デュアルタップ |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 株式の流動性の向上及び株主増加並びに株式の分布状況の改善を目的とするものです。
本立会外分売に関して、当社の主要株主である臼井貴弘氏が保有する当社株式について売却するものであり、約定結果によっては当社の主要株主の異動が発生する可能性があります。 主要株主の異動の発生を認識した場合には、速やかにお知らせいたします。 |
スケジュール
発表日 | 2025/05/23 (金) |
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予定期間 | 2025/06/02 (月) ~ 2025/06/04 (水) |
実施日 | 2025/06/02 (月) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,242 円 |
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分売枚数 | 1,600 枚 | 前日終値 | 1,151 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 1,116 円 |
PER | 37.60 倍 | 割引率 | -3.04 % |
PBR | 3.39 倍 | 発表日比 | -10.14 % |
株式情報
発行済株数 | 3,541,900 株 | 時価総額 | 3,953 百万円 |
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浮動株数 | 1,547,810 株 | 浮動株総額 | 1,727 百万円 |
分売株数 | 170,000 株 | 分売総額 | 190 百万円 |
前日出来高 | 53,200 株 | 出来高/分売数 | 31.29 % |
対株式数比 | 4.80 % | 浮動株比率 | 43.70 % |
対浮動株比 | 10.98 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板は200枚、出来高50枚程度と流動性は低い。 上場維持基準のうち2年前までは流通株式時価総額が未達だったが、やけくそで大盤振る舞いな優待を新設したことで株価は2倍以上上昇しているため基準をクリアしている。 分売理由で色々述べてはいるが、この株数を売れるのは社長かその資産管理会社しかないため、株価が高いうちに売り抜けてしまおうという魂胆が見え隠れするのは否めない。 今期業績は黒字転換を見込んでいるが、3Q時点でもやっと黒字な状況からすると4Q偏重だとしても未達懸念がある。 年間配当は12.5円で利回りは1.1%ほど。優待は6月権利でクオカード4,000円相当の設定があり総合利回り4.7%ほど。 PER38.4倍、PBR2.17倍の株価水準はやや割高感がある。 優待で株価が釣り上がっているだけで前期が赤字な不動産業を踏まえると、長期的にはとても買える株価ではない。 6月優待権利まで近いため、権利日まで放置しておけば戻しそうではあるが、発行済み株式の5%弱は上値が重そう。 それなりに流動性が向上すれば打診程度で検討か。 5/30追記: 発表日より1割近く下落しての値決めとなっており、分売価格は先月の暴落時以来の安値と一定の値ごろ感はある。 暴落からの戻りも早いことを見るに優待権利取りに向けての一定の需要はあるため下抜けまではなさそう。 短期的には需給に押されると考えられるため、優待権利需要のあるうちであれば戻りも期待できそう。 ただこの優待で釣り上がったタイミングで社長が売り抜けるというのは現状の株価は割高とも捉えられるため、権利落ち以降までは持ち越さない方がいいだろうと思われる。 |