ティムコの立会外分売分析

銘柄名 7501】 ティムコ
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、流動性の向上、株式の分布状況の改善を図ること、その結果として流通株式時価総額の向上を目的として実施するもの。

スケジュール

発表日 2025/03/18 (火)
予定期間 2025/03/27 (木) ~ 2025/03/27 (木)
実施日 2025/03/27 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 857 円
分売枚数 1,100 枚 前日終値 770 円
申込上限 30 枚 分売価格 732 円
PER 44.36 倍 割引率 -4.94 %
PBR 0.74 倍 発表日比 -14.59 %

株式情報

発行済株数 3,339,995 株 時価総額 2,445 百万円
浮動株数 430,859 株 浮動株総額 315 百万円
分売株数 166,000 株 分売総額 122 百万円
前日出来高 16,200 株 出来高/分売数 9.76 %
対株式数比 4.97 % 浮動株比率 12.90 %
対浮動株比 38.53 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は30枚、出来高10枚程度と流動性に乏しい。

同日スノーピークとの資本提携解消が公表されており、保有株数の半分を分売で売却する旨の発表がなされている。

年間配当は12円で利回りは1.5%ほど。株主優待は11月権利で買物優待券の設定はあるもののあまり価値はない。

PER27.1倍、PBR0.40倍の株価水準は営業利益が低空飛行を続けているため実質的にはPBRでしか評価されていない。

株価は年末まで700-800円のレンジ相場だったが、上にブレイクして直近では800円台後半で取引されている。

板が薄いため短期的には需給悪化によって800円くらいまでは売り込まれでもおかしくないような気がする。

ただでさえ他銘柄の3月優待権利日ということで資金が逃げやすく、発行済株式の5%を捌き切るには無理がある。

必然的に残りの株数も再度分売か別の方法にて売却すると思われるため、尚更に中期的にも保有しづらい。

そのためリスクを取って参加するほどの投資妙味があるわけでもなく、安全で確実な他銘柄の優待権利取りに資金を投下した方が合理的ではないかと思われる。

3/26追記:

発表日より1割近く下落しての値決めとなっており、分売価格は昨年来の安値とある程度の値ごろ感はある。

近年では珍しく割引率5%弱ということでなんとしても捌き切りたいという強い意志を感じる。

さすがにこれだけ安ければ反発はしそうだが、流動性は十分とは言い難くこの買い板では安心とまで言い切れない。

3月優待権利日ということでむしろ参加者が減る可能性もあるがなんともいえないため、朝の気配次第で判断としたい。

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