大村紙業の立会外分売分析
銘柄名 | 【3953】 大村紙業 |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | スタンダード市場における流通株式時価総額の項目に関する基準を充たしていないため、当該基準の達成に資するべく、当社株式の分布状況の改善や流動性の向上を図ることを目的として行うものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2025/03/10 (月) |
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予定期間 | 2025/03/18 (火) ~ 2025/03/21 (金) |
実施日 | 2025/03/18 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 890 円 |
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分売枚数 | 4,300 枚 | 前日終値 | 875 円 |
申込上限 | 50 枚 | 分売価格 | 849 円 |
PER | 12.07 倍 | 割引率 | -2.97 % |
PBR | 0.61 倍 | 発表日比 | -4.61 % |
株式情報
発行済株数 | 3,561,676 株 | 時価総額 | 3,024 百万円 |
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浮動株数 | 609,047 株 | 浮動株総額 | 517 百万円 |
分売株数 | 177,000 株 | 分売総額 | 150 百万円 |
前日出来高 | 33,400 株 | 出来高/分売数 | 18.87 % |
対株式数比 | 4.97 % | 浮動株比率 | 17.10 % |
対浮動株比 | 29.06 % |
参加評価
分売評価 | C | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに100枚程度と流動性はまずまず。 2025年3月以来、1年ぶり4回目の分売実施となっている。 時価総額が30億円足らずで流通株式比率33%しかないため流通株式時価総額は10億円前後と上場維持基準ギリギリ。 今回の分売で多少は上乗せされるもの厳しいことに変わりなく、優待新設などする方が株主のためではないか。 今期業績は売上高+3%、営業利益+9%を見込むが、3Q時点では前年同期比減益かつ進捗率55%と未達懸念も拭えない。 年間配当は50円で利回りは5.6%ほど。なお今期は記念配当20円を含んでいることから注意が必要。株主優待はない。 PER12.2倍、PBR0.62倍の株価水準はやや割安感がある。 株価はしばらく700円付近で安定していたが、増配発表により850円近辺で取引されるようになっている。 前々回の分売は割れ、前回は微益とまた参加判断に悩ましい案件といえるが、期末配当直前ということで支えになるか。 ただ今回の記念配当も上場維持基準のため一過性なのが見え見えであるため権利落ち以降の持ち越しは微妙そう。 参加しても大した利益は見込めないと思われるが、市況と株価水準次第で打診程度で検討してもいいかもしれない。 3/17追記: 多少流動性は向上しているが、分売価格は対して調整しておらず直近底値近辺ではあるがあまり値ごろ感はない。 過去比では一番マシな出来高になっているが、この手は往々にして微妙にいけそうな銘柄ほど参加者が多くなって結局のところ大して旨味のない展開になるのが常である。 割れまではないかもしれないが、850-860円近辺での寄りで手間の割に合うか微妙な案件になるのではないか。 |