エージェント・インシュアランス・グループの立会外分売分析
銘柄名 | 【5836】 エージェント・インシュアランス・グループ |
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市場 | 名証メイン |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 株式の流動性の向上及び株主増加並びに株式の分布状況の改善を目的とするものです。 |
スケジュール
発表日 | 2025/02/18 (火) |
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予定期間 | 2025/02/27 (木) ~ 2025/03/03 (月) |
実施日 | 2025/02/27 (木) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 1,250 円 |
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分売枚数 | 1,200 枚 | 前日終値 | 1,279 円 |
申込上限 | 10 枚 | 分売価格 | 1,240 円 |
PER | 18.88 倍 | 割引率 | -3.05 % |
PBR | 2.25 倍 | 発表日比 | -0.80 % |
株式情報
発行済株数 | 2,323,000 株 | 時価総額 | 2,881 百万円 |
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浮動株数 | 188,163 株 | 浮動株総額 | 233 百万円 |
分売株数 | 61,000 株 | 分売総額 | 76 百万円 |
前日出来高 | 3,000 株 | 出来高/分売数 | 4.92 % |
対株式数比 | 2.63 % | 浮動株比率 | 8.10 % |
対浮動株比 | 32.42 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板は30枚、出来高は1桁と流動性に乏しい。 2024年5月以来、9ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。 前回同様に筆頭株主である住友生命保険からの売却と思われ、別途一部株式については同期間中に社長が立会外取引にて相対取引で取得する旨の発表がなされている。 持分法適用会社とはいっても昨今の政策保有株式処分の流れからすれば今後徐々に処分が続いてもおかしくはない。 前期業績は最終的には大幅未達に終わっており、今期こそ売上高+51%、営業利益+85%を見込むも達成確度は不明。 配当は無配で株主優待もなく、株主還元策に乏しい。 PER20.6倍、PBR2.25倍の株価水準は市場平均並み。 株価は1,500±100円付近で比較的安定していたが、前述の業績未達による見切り売りで1,200円台まで暴落している。 前回の分売では名証案件ということもあってか分売価格-7%で寄るなどここ5年では最悪といっていい案件だった。 東証であればなんとかなる数量かもしれないが、前回が前回だけに名証では非常に手が出しにくい。 流動性リスクを取ってまで参加する投資妙味もなく、リスクしかない案件のため無難に見送りでいいのではないか。 2/26追記: 株価は発表日からほとんど調整しておらず、アップティックでのザラバ引けとなっているため買い板を基準にすると実質的には1%足らずしか割引率はない。 さらに分売価格以上の買い板はわずか1枚しかなく、これでは完全に前回の二の舞になる展開しか見えない。 1万円以上の損失が出た前回でさえ4倍もの申し込みがあったことが不思議でならないが、損してでも分売で配分を狙う層が一定数いる限りまた完売するのではないか。 |