京葉瓦斯の立会外分売分析

銘柄名 9539】 京葉瓦斯
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、かつ当社としても、スタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式比率の適合に向けて株式の流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2024/11/28 (木)
予定期間 2024/12/06 (金) ~ 2024/12/09 (月)
実施日 2024/12/06 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,642 円
分売枚数 6,200 枚 前日終値 2,433 円
申込上限 10 枚 分売価格 2,361 円
PER 24.64 倍 割引率 -2.96 %
PBR 0.56 倍 発表日比 -10.64 %

株式情報

発行済株数 10,935,000 株 時価総額 25,818 百万円
浮動株数 787,320 株 浮動株総額 1,859 百万円
分売株数 290,800 株 分売総額 687 百万円
前日出来高 353,800 株 出来高/分売数 121.66 %
対株式数比 2.66 % 浮動株比率 7.20 %
対浮動株比 36.94 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

損保各社は政策保有株式の削減を推進しており、今回は第8位株主の損保ジャパンの保有株数と完全に一致する。

2023年12月末時点の上場維持基準のうち流通株式比率のみ24.7%で未達となっており、今回の売却で充足ができる。

2024年12月末を基準に1:3の株式分割を発表している。

今期業績は売上高-6%、営業利益-20%を見込むが、燃料費価格の変動で期ズレが激しく正確な損益が予測しづらい。

年間配当は60円で利回りは2.2%ほど。株主優待はない。

PER19.5倍、PBR0.28倍の株価水準はPBRは割安感がある。

インフラ系ということもあり株価は安定しており、2,500-2,700円あたりのレンジで安定して取引されている。

発行済株式に対してはさほど大きくないが、現状の流動性で8億円弱の分売となると捌ききれず上値が重い。

バリュー投資家好みの銘柄ではありそうだが、配当権利月であることくらいしか短期的な浮上要素がなさそう。

2,500円くらいでの値決めとなってくれれば参加しやすいところだが、短期筋が多いと容易に割れそうな感じがする。

12/5追記:

発表日より200円近く下落して年初来安値での値決めとなっており、分売価格は過去1年の安値圏と値ごろ感がある。

さすがにPBR0.3倍割れは地銀除く100位以内に入る水準で売られすぎ感があり、手堅いインフラ系ということもあって潜在的なバリュー投資家の買い需要が期待できそう。

短期的には大して旨味はなさそうだが、中長期放置前提での参加としてならば参加しておきたい株価位置ではある。

最終的には朝の気配次第での判断としたい。

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