オカムラ食品工業の立会外分売分析

銘柄名 2938】 オカムラ食品工業
市場 東証スタンダード
信用区分 貸借
実施目的 株主から一定数量の売却意向があり、発行会社として検討した結果、株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るために行うものであります。

スケジュール

発表日 2024/11/14 (木)
予定期間 2024/11/22 (金) ~ 2024/11/26 (火)
実施日 2024/11/22 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 4,390 円
分売枚数 600 枚 前日終値 4,625 円
申込上限 10 枚 分売価格 4,486 円
PER 19.23 倍 割引率 -3.01 %
PBR 5.23 倍 発表日比 2.19 %

株式情報

発行済株数 8,090,354 株 時価総額 36,293 百万円
浮動株数 631,048 株 浮動株総額 2,831 百万円
分売株数 80,000 株 分売総額 359 百万円
前日出来高 79,400 株 出来高/分売数 99.25 %
対株式数比 0.99 % 浮動株比率 7.80 %
対浮動株比 12.68 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 A
評価コメント

板・出来高ともに100枚程度と流動性はまずまず。

2023年9月に東証スタンダード市場に上場しており、特段分売の必要性もないことから大株主からの売却とみられる。

今期業績は売上高+11%、営業利益+26%を見込んでいる。下期偏重型だが、1Q時点では前期比4%の増益に留まる。

2024年12月末基準にて1:2の株式分割を予定しているため、年間配当は分割前基準で38円で利回りは0.8%ほど。

株主優待は6月権利で5,000円相当の自社製品の設定がある。

PER16.7倍、PBR2.56倍の株価水準は市場平均並み。

株価は4,000円台で比較的安定感があり直近では75日線の4,400円でサポートされており、4,000円近辺での値決めとなってこれば一定の値ごろ感も出てくる。

アルファシステムズ以来に久々に貸借銘柄の値嵩株であり、売り込まれればそれなりの利益が狙える案件となる。

となるといつも通り懸念材料は値決め日の大引けで買い上げて台無しにする輩がいないことを願うばかりである。

11/21追記:

発表日以降一時10%下落したものの、値決めまでには買い戻されてしまい分売価格は発表日より高いのは惜しい。

しかしながらこの手の場合にはむしろ空売りで焼かれて損切りできずに潜在的な返済需要が埋もれている場合が多い。

ちょうど昨年実施のビーイングHDが類似案件として挙げられ、本件の方が格段に空売りは積み上がっている。

指標的な割安感はあまりないが、とりあえず返済買いが続くうちについては堅調で十分な利幅が狙えるのではないか。

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