佐藤食品工業の立会外分売分析

銘柄名 2814】 佐藤食品工業
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、東証スタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式比率に関する基準に適合すること、並びに株式の流動性向上を図るために行うものです。

スケジュール

発表日 2024/11/08 (金)
予定期間 2024/11/19 (火) ~ 2024/11/22 (金)
実施日 2024/11/19 (火)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,044 円
分売枚数 400 枚 前日終値 1,900 円
申込上限 3 枚 分売価格 1,844 円
PER 96.75 倍 割引率 -2.95 %
PBR 0.47 倍 発表日比 -9.78 %

株式情報

発行済株数 9,167,460 株 時価総額 16,905 百万円
浮動株数 440,038 株 浮動株総額 811 百万円
分売株数 28,600 株 分売総額 53 百万円
前日出来高 12,600 株 出来高/分売数 44.06 %
対株式数比 0.31 % 浮動株比率 4.80 %
対浮動株比 6.50 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は30枚、出来高1桁と流動性に乏しい。

2022年以来、2年ぶり3回目の実施となっている。

2024年3月末現在の流通株式比率は17%しかなく、上場維持基準を満たすにはさらに70万株程度の処分が必要となる。

会社側は進捗状況のIRをみても、対策の結果過去1年で0.2%しか改善していない辺りやる気のなさが目に見える。

今期業績は売上高+2%、営業利益-7%を見込んでいるが、2Q時点でもほぼ前年同期並みでそこまで減益はなさそう。

PER13.5倍、PBR0.37倍の株価水準は市場平均並み。

年間配当は40円で利回りは2.2%ほど。株主優待として粉末茶エキス等の自社製品の設定があるがあまり価値はない。

普段の出来高は地方市場並みに過疎っており、出来高0の日も珍しくない程度にほとんど取引されていない。

前回でさえ同数量でそれなりに出来高もあったにも関わらず支えきれずほぼ水面下の展開であった。

参加者が少なければ浮上するかもしれないが、これといった参加メリットも少なく見送り方向でも十分ではないか。

11/18追記:

発表日よりやや売り込まれており、分売価格は今年2月以来の安値以下とそれなりの値ごろ感はある。

流動性は多少は改善しているものの十分とは言い難く、分売価格までの買い板はわずか4枚しかない。

短期的にはおすすめしないが、長期の仕込みには悪くない押し目買い位置のためその目的ならばありかもしれない。

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