ゼロの立会外分売分析

銘柄名 9028】 ゼロ
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 東証スタンダード市場における上場維持基準のうち、流通株式比率の適合に向けて株式の流動性向上を図るため。

スケジュール

発表日 2024/11/07 (木)
予定期間 2024/11/15 (金) ~ 2024/11/21 (木)
実施日 2024/11/15 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 2,380 円
分売枚数 4,200 枚 前日終値 2,500 円
申込上限 40 枚 分売価格 2,425 円
PER 62.09 倍 割引率 -3.00 %
PBR 5.25 倍 発表日比 1.89 %

株式情報

発行済株数 17,560,242 株 時価総額 42,584 百万円
浮動株数 - 株 浮動株総額 - 百万円
分売株数 765,800 株 分売総額 1,857 百万円
前日出来高 245,200 株 出来高/分売数 32.02 %
対株式数比 4.36 % 浮動株比率 - %
対浮動株比 - %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板・出来高ともに200枚程度と流動性はまずまず。

2024年8月以来、3ヶ月ぶり2回目の分売実施となっている。

2024年6月末現在の流通株式比率は10%と上場維持基準の25%を下回っており、来年6月までを改善期間としている。

今回の分売実施後の試算でも15%超といったところで、基準の充足までにはさらに170万株程度の放出が必要となる。

今期業績は売上高-4%、営業利益+30%の大幅増益を見込んでおり、同時に大幅な増配予想を発表している。

1Q時点での進捗率は33%とやや上振れして推移している。

年間配当は107.4円で利回りは4.5%ほど。株主優待はない。

PER7.31倍、PBR1.08倍の株価水準は割安感がある。

前回の分売は株数が3割足らずだったため利益の出る展開となったが、さすがに今回の16億円規模となると上値が重い。

前回と違って配当利回り5%超のお宝銘柄というわけではなく、事前にある程度売り込まれないと需給的には厳しそう。

規模感の類似案件だとオープンドア、BuySell、日本調剤、グリムスのように軟調な展開となるものも多かった。

なおサンプル数は多くないが、過去10年で3,000枚以上かつ2,000円以上の非貸借銘柄は3銘柄を除き当日安値ベースでは分売価格を割る展開があったことには留意したい。

11/14追記:

決算発表を好感して窓を開けて上昇しており、分売価格は発表前よりもむしろ割高となっており値ごろ感はない。

この分売数量を捌き切るための流動性も不足しており、同日実施の分売銘柄があると売りが間に合わず寄りではなんとか耐えたとしてもザラ場中では割り込む展開は否定できない。

テクニカル的にもここからは下への窓埋めを試す展開と考えるのが自然であり、2,400円程度までは想定しておきたい。

高配当株の実需は当日になってみないと分からないため、意外となんとかなるかもしれないが警戒はしておきたい。

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