岡谷鋼機の立会外分売分析

銘柄名 7485】 岡谷鋼機
市場 名証プレミア
信用区分 売禁
実施目的 当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2024/09/30 (月)
予定期間 2024/10/10 (木) ~ 2024/10/11 (金)
実施日 2024/10/10 (木)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 7,310 円
分売枚数 900 枚 前日終値 7,300 円
申込上限 10 枚 分売価格 7,081 円
PER 6.44 倍 割引率 -3.00 %
PBR 0.86 倍 発表日比 -3.13 %

株式情報

発行済株数 19,440,000 株 時価総額 137,655 百万円
浮動株数 3,596,400 株 浮動株総額 25,466 百万円
分売株数 150,000 株 分売総額 1,062 百万円
前日出来高 1,200 株 出来高/分売数 0.80 %
対株式数比 0.77 % 浮動株比率 18.50 %
対浮動株比 4.17 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板・出来高ともに30枚程度と流動性は低い。

名証単独上場銘柄の中で唯一時価総額1,000億円超にも関わらず何故か東証に上場する気のない不思議な銘柄である。

おそらく昔のJASDAQ銘柄の同族会社にありがちな上場維持費用やガバナンスコストを嫌っての意図だと考えられる。

特段分売の必要性もなく大株主からの処分売りと思われる。

年間配当は分割考慮すると135円で1.9%ほど。株主優待は200株以上2,8月権利で米5kgの設定がある。

PER6.25倍、PBR0.36倍の株価水準は割安感がある。

一時9,000円台だったが流動性が薄いが故に8月の暴落で7,000円台まで下落してからは株価はやや軟調なままにある。

貸借銘柄ではあるのだが長期売り禁かつ2大ネット証券では買建すらできないのは流動性でかなり厳しい。

さすがにこの流動性で10億円規模の分売となると名証銘柄ということもあって需給面で支えきるのは厳しそう。

まったく東証に鞍替えする様子がないことを踏まえてもこの銘柄に対する投資妙味は薄く、見送り方向で問題なさそう。

10/9追記:

相変わらず流動性は改善しておらず、分売価格も7,000円以上ということでこれといった値ごろ感はない。

バリュー投資家向きな銘柄ではあるものの典型的なバリュートラップに嵌まって当面は報われない可能性が高い。

値嵩株ということもあって上級者向きであるため参加者数が極小で売れ残りに賭けるくらいしか短期では厳しそう。

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