東海染工の立会外分売分析

銘柄名 3577】 東海染工
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 上場維持基準適合にむけた取組として、流通株式の増加をはかり、株式の流動性向上及び株式分布状況の改善を目的として行うものであります。

スケジュール

発表日 2024/09/09 (月)
予定期間 2024/09/18 (水) ~ 2024/09/18 (水)
実施日 2024/09/18 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 774 円
分売枚数 2,600 枚 前日終値 718 円
申込上限 50 枚 分売価格 697 円
PER 1378.56 倍 割引率 -2.92 %
PBR 0.75 倍 発表日比 -9.95 %

株式情報

発行済株数 3,614,252 株 時価総額 2,519 百万円
浮動株数 697,551 株 浮動株総額 486 百万円
分売株数 177,300 株 分売総額 124 百万円
前日出来高 52,100 株 出来高/分売数 29.39 %
対株式数比 4.91 % 浮動株比率 19.30 %
対浮動株比 25.42 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 D
評価コメント

板は50枚、出来高30枚程度と流動性に乏しい。

スタンダード市場の上場維持基準のうち流通株式時価総額が現在7億円程度で基準の10億円を満たしていない。

また名証プレミア市場の流通株式数についても満たしていなかったが、今回の分売にて充足はできる見込み。

既に優待新設をしたにも関わらず株価低迷は業績悪化が主要因なため、既に名証重複上場なことからコストを掛けてまで東証に居座らなくてもいいような気がする。

年間配当は20円で利回りは2.8%ほど。株主優待を新設しており3月権利でクオカード1,000円分の設定がある。

PER220倍、PBR0.35倍の株価はPERでは割高感がある。

浮動株が100万株あるかどうかといったところで発行済株式の5%もの分売となるとさすがに上値が重くなる。

流動性リスクがある中でこの銘柄をあえて購入するメリットもあまりなく、同値近辺での寄りで割れもありそう。

よほど流動性が向上しない限り見送りでいいのではないか。

9/17追記:

発表日よりやや売り込まれており、分売価格は年初来安値以下で過去10年の安値以下と値ごろ感はある。

しかしながらこれでは株価下落により余計に時価総額が下がるというのも本末転倒な感じがするところ。

日本抵抗器がなんとかなったことを踏まえると大きな割れもなさそうだが、参加者が多いと微妙な気がする。

優待込みの利回りでは4.3%と打診買いしてもいい水準なため、権利日まで持ち越し前提ならありかもしれない。

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