日本抵抗器製作所の立会外分売分析

銘柄名 6977】 日本抵抗器製作所
市場 東証スタンダード
信用区分 信用
実施目的 株主から一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図り、流通株式比率の向上を目指すことを目的とするものです。

本立会外分売に関して、当社の主要株主である筆頭株主、代表取締役木村準が所有する当社株式について売却するものであり、約定結果によっては当社の主要株主である筆頭株主の異動が発生する可能性があります。

当社の主要株主である筆頭株主の異動が生じた場合は、速やかにお知らせいたします。

スケジュール

発表日 2024/09/06 (金)
予定期間 2024/09/13 (金) ~ 2024/09/18 (水)
実施日 2024/09/13 (金)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 844 円
分売枚数 900 枚 前日終値 778 円
申込上限 5 枚 分売価格 754 円
PER 47.84 倍 割引率 -3.08 %
PBR 0.50 倍 発表日比 -10.66 %

株式情報

発行済株数 1,240,000 株 時価総額 935 百万円
浮動株数 524,520 株 浮動株総額 395 百万円
分売株数 57,700 株 分売総額 44 百万円
前日出来高 24,000 株 出来高/分売数 41.59 %
対株式数比 4.65 % 浮動株比率 42.30 %
対浮動株比 11.00 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は30枚、出来高10枚程度と流動性は低い。

2023年9月以来、1年ぶり2回目の分売実施となっている。

前回の分売によってスタンダード市場の上場維持基準である流通株式時価総額10億円は満たしていたが、直近の株価下落により水泡に帰しており8億円程度しかない。

今回も社長の保有株を0.5億円程度売却することになるが、根本は時価総額が10億円しかないことが問題なのでそれよりは優待新設など株価対策をすることが先決ではないだろうか。

通期業績予想を下方修正しており、今期業績は売上高-5%、営業利益-60%、2Q時点では営業赤字といまひとつ。

年間配当は30円で利回りは4.0%ほど。株主優待はない。

PER31.1倍、PBR0.54倍の株価水準はやや割高感がある。

株価はしばらく1,000円前後で推移していたが、前述の下方修正以降暴落して現在は800円台で取引されている。

前回はある程度の利益は出る案件だったが、株数が3倍近くなっているため今回はどうなるか不透明なところ。

もう少し流動性が改善しないと厳しいかもしれない。

9/12追記:

発表日よりやや売り込まれており、分売価格は年初来安値を下回っており過去4年の安値以下と値ごろ感がある。

流動性も多少は改善しているためこれくらいの分売数量であれば支えきれるかもしれないが、短期筋の参加者が多いと大概は微妙な結果になりがちかもしれない。

配当利回りははまずまずのため朝の気配次第で判断したい。

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