フォーバルテレコムの立会外分売分析

銘柄名 9445】 フォーバルテレコム
市場 東証スタンダード
信用区分 売禁
実施目的 スタンダード市場の上場維持基準適合のため、流通株式比率の向上を図るため。

スケジュール

発表日 2024/09/04 (水)
予定期間 2024/09/11 (水) ~ 2024/09/11 (水)
実施日 2024/09/11 (水)

分売情報

単元株数 100 株 発表日終値 473 円
分売枚数 18,600 枚 前日終値 422 円
申込上限 100 枚 分売価格 409 円
PER 20.39 倍 割引率 -3.08 %
PBR 23.58 倍 発表日比 -13.53 %

株式情報

発行済株数 16,757,700 株 時価総額 6,854 百万円
浮動株数 2,044,439 株 浮動株総額 836 百万円
分売株数 830,000 株 分売総額 339 百万円
前日出来高 441,600 株 出来高/分売数 53.20 %
対株式数比 4.95 % 浮動株比率 12.20 %
対浮動株比 40.60 %
  ※発行済株数は直近四半期末(増資・分割考慮)、浮動株比率は直近四季報掲載値

参加評価

分売評価 C
評価コメント

板は100枚、出来高50枚程度と流動性はやや低い。

親会社が75%を保有しているため、2024年3月末時点での流通株式比率は21.2%とスタンダード市場の25%に満たない。

今回の分売で25%は満たすためこれ以上の売却はなさそう。

今期業績は売上高+7%、営業利益+7%を見込んでいるが、1Q時点では減益かつ進捗率11%といまひとつ。

年間配当は20円で利回りは4.9%ほど。株主優待はない。

PER9.79倍、PBR2.36倍の株価水準は市場平均並み。

株価は先月の暴落までは500円に迫る右肩上がりの日足だったが、一時410円まで下落した後には戻している。

発表翌々営業日目以降に売り禁になってしまっているのが需給面では痛いところ。値決めまで売り込まれづらくなるだけでなく踏み上げによって高値での値決めリスクがある。

発表一発売り禁よりはマシだが、需給面では当初の想定よりはやや厳し目に見ておいた方がいいかもしれない。

発表済株式の5%となると上値は重くなりそうだが、高配当である点からある程度の下支えとはなりそう。

9/10追記:

売り禁になってしまい当初想定よりは下落していないが、それでも直近安値を下回っての値決めは評価できる。

分売価格は過去半年間程度の安値に迫る水準であり、ここからの下値リスクという意味ではかなり限定的。

配当利回りも4.9%あるため、安く寄るようであれば買い増し前提くらいでもいいかもしれない。

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