南海辰村建設の立会外分売分析
銘柄名 | 【1850】 南海辰村建設 |
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市場 | 東証スタンダード |
信用区分 | 信用 |
実施目的 | 株主から一定数量の売却意向があり、当社として検討した結果、当社株式の分布状況の改善及び流動性の向上を図り、流通株式比率の向上を目指すことを目的として実施するものであります。 |
スケジュール
発表日 | 2024/08/20 (火) |
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予定期間 | 2024/08/27 (火) ~ 2024/08/29 (木) |
実施日 | 2024/08/27 (火) |
分売情報
単元株数 | 100 株 | 発表日終値 | 317 円 |
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分売枚数 | 11,900 枚 | 前日終値 | 298 円 |
申込上限 | 20 枚 | 分売価格 | 290 円 |
PER | 11.77 倍 | 割引率 | -2.68 % |
PBR | 0.66 倍 | 発表日比 | -8.52 % |
株式情報
発行済株数 | 28,835,730 株 | 時価総額 | 8,362 百万円 |
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浮動株数 | 2,133,844 株 | 浮動株総額 | 619 百万円 |
分売株数 | 852,000 株 | 分売総額 | 247 百万円 |
前日出来高 | 376,500 株 | 出来高/分売数 | 44.19 % |
対株式数比 | 2.95 % | 浮動株比率 | 7.40 % |
対浮動株比 | 39.93 % |
参加評価
分売評価 | D | ||
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評価コメント | 板・出来高ともに500枚以上と流動性は高い。 2023年2月以来、1年半ぶり4回目の分売実施となっている。 前回の分売で上場維持基準を満たしたかと思われたが、まだ流通株式比率は22.8%と基準の25%を充足できていない。 その他の株主の異動がなければ今度こそ25%は超えるため今回の分売で一段落になるのではないかと思われる。 今期業績は売上高+17%、営業利益+25%を見込んでおり、1Q時点では進捗率16%なものの前期比3.3倍と好調な模様。 年間配当は4円で利回りは1.4%ほど。株主優待はない。 PER6.44倍、PBR0.58倍の株価水準は割安感がある。 株価は相変わらずの万年300円前後の横ばいだが、先般の暴落からすぐ戻している点からしても300円以下ではテクニカル的にも底値感があるのかすぐ元に戻している。 過去いずれの分売ともに分売価格近辺での寄りで手間も考えれば参加するだけ時間の無駄な案件であった。 今回は株数がこれまでの倍ということからも尚更に参加メリットが薄く、見送り方向で問題ないのではないか。 8/26追記: 発表日からやや売り込まれており先般の暴落時に次ぐ安値での分売と一定の値ごろ感はある。 それなりに流動性は改善しており出来高比では今回が一番マシな状況にあるためある程度はなんとかなりそう。 ただ浮上したとしても分売価格から数円がいいところでどちらにしても手間の割に合わず見送りでも十分ではないか。 |